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01/17/2009

まじめにゲーム

シリアスゲーム…遊興を目的とはせずに教養や知識・経験を求めるゲームといったところでしょうか。アメリカでは以前から少なからずあった、ということですが日本でも専門に開発するメーカーが登場、実験なども行なっている(Yahoo!:産経)とのこと。
前々から「アタマのトレーニング」的なゲームてのは一種ブームだったりしたんですが。それ以上に「教育」的な要素を盛り込もう、という動きが出ているということではあります。

いくつか論点というか注目すべきとこはあると思うのですが…まずは現行ゲーム機のスペックというのもあるかと。町中で見かける携帯ゲーム機てのは実は結構色々できるキカイではあります。それをただ遊びのためだけではなく教養習得や学習に使えたら…てのは方向性としてはアリなんではないか、と。
しかし…まるで事典のようにただ事実を羅列してある、とか。あるいは教科書の内容をそのまま流すだけ…とかそんなんなら必要ないわけで。なんでゲームがここまで普及したか、と言えばそれは面白いからで。誤解を恐れずに記せば「面白く学べる」ことができなければわざわざゲーム開発する意味もないんでは…と。

極端に言ってしまえば面白ければどんな媒体でも誰だって飛びつきます。その面白さは一時的な快楽でも構わない。「面白い」と思えば皆が競ってやるようになり、やがて「つまんない」と思わるようになればそこで終了…。
ただ、何をどう「面白い」を思うかは人それぞれなわけで。ゲームの例ですとアクションの爽快さに「面白さ」を見出す人もいれば、RPGの達成感に「面白さ」を感じる人もいます。そういう「違い」をいかに克服していくか、てのも重要なテーマの一つだったわけです。複数の分野にまたがるように開発されたゲームもあれば王道を貫いたゲームもある。そのやり方も千差万別で結末もやはり千差万別だったわけです…。

教養学習用として開発するとなるとその辺のサジ加減が難しそうだな…てのが個人的な感想であります。何かそういう「面白い」要素を加える必要があるのでしょうけど、そればっかりにかかわってしまうと本来の目的が失われてしまうわけで。そういうとこ難しそうだなー…と。
そしてもう一つ。社会的認知と言いますかイメージの問題と言いますか。
「ゲームで勉強? そんなことできるはずない。バカバカしい」てな意見を持ってる人だってまだまだたくさんいるはずで。開発よりもそっちの方がある意味克服が難しそうな気もしてます。一般人向けならそうでもないかも知れませんが、学習用として生徒や学生に配布とかそういうことになると…色々ありそうだ…。

11:33 AM | 固定リンク

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