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01/26/2009

文化って何ですか?

中国での無断コピー商品、と言えば国際問題の火種になるくらいのもんなのですが…。
コピー商品続々。テレビ番組の「コピー」まで(@nifty:読売)…今さら感もあるにはありますが。ただ、実際のとこ最近のコピー商品は偽造のレベルが相当に上がっており、以前のように一発でニセモノとばれて一種「ネタ」として扱われてた…というものではないところまで来ています。邪推すれば「なんでここまで作れるのに新製品を開発しようとしないのだろう」とか思ってしまうほどに。
しかも「コピー」の範囲はとどまるところを知らず。フィギュアやDVD、ソフトや携帯電話は言うに及ばず。戦闘機や兵器といった分野にまで進出しております。

「まあ、そういうもんなんだろうよ」と目くじら立てなくても…という意見もあるようですが。どうも、↑記事でどうしても気になった一文が
『高機能を搭載しながらも低価格というだけでなく、偽物が醸し出す反権威の雰囲気に大衆は喝采を送る』(『』内↑元記事より引用)
…ただの犯罪行為、しかも他人におんぶにだっこして結局は何もしてない奴に拍手喝采って、なんだそりゃ、と。そんなもん反権威でも何でもねえ、ただの独りよがりじゃねえか。

これが機能を寸分違わず再現してみせて無料で配ってる…とかそんなんならまだ分かる(と言ってもこれも許せるもんではありませんが)んですが。どっかの誰かが人生の一部をつぎ込んで完成させたモノを平気で盗んでおいてしかも利益を得てる。オリジナルの方が高いから~とかワケワカラン言い訳もあったりしますが。モノには対価ってもんがあります。オリジナルが高いってんならオリジナルを超えるモノ作り出してそれを安く売ればいいわけで。それもしないでのうのうと利益得よう、とか…何言ってんだろ、と。

なんだかんだ言っても正攻法に勝る勝負法はない、と個人的には思ってます。山を越えようと思ったらどんなに高くたって登っていけばいい。登っていさえすればそのうち頂上に着きます。迂回する道もありますけど、それじゃ山を越えたことにならない。ましてや山の偽物作って登ってみても、それでは越えようとしたことにすらならない…。

さらに記事では中国のコピー番組の企画提唱者の話を載せてますが。
『山寨とは一言で言えば民間文化。コピーもあればパロディーもあり、中国が多様である証拠』(『』内↑元記事より引用:山寨とは盗作版の意)
…記事中では開き直り、という表現もしてますが…ネタでこういうこと言ってんのかな、と思ってます。本気で言ってるとしたら国際社会でどう、というよりかなりの意識改革が必要だと思われますが。

02:17 PM | 固定リンク

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