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01/07/2009

季節はずれな季節物

和歌山県すさみ町で季節はずれのカツオが大漁(Yahoo!:紀伊日報)…いわゆる「初ガツオ」というのにしては時期が早すぎるんだそうで。ある意味本当の意味での「初ガツオ」なのかも知れませんが…季節はずれの大漁に町は沸いているようではあります。
なお、「すさみのケンケン鰹」とは疑似餌(潜行板を使うのも特徴)で釣り上げたカツオを生け〆して氷水にさらし、なるべく短時間で港に持ち帰る、という…近場で漁のできる地元ならではの漁法で釣ったカツオであります。
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予期せぬ大漁。それでもなんだかちょっと不安になってしまいますが。…地球温暖化とかそういうのが出てきそうではあるのですが…どうなんでしょ。
↑記事中にあるように和歌山のカツオは黒潮の影響を受けることになります。はるか南方から鹿児島沖。高知沖、そして和歌山沖、と日本列島に沿って北上(むしろ北東上?)してくる海流で「暖流」と呼ばれることもあります。最終的には千葉銚子沖で南下してきた親潮とぶつかることになります。
海の中に大きな河があるようなもんなんですが。例えばカツオはこの黒潮に沿って移動するため高知や和歌山でカツオが名物となります。対して秋の風物詩サンマは親潮をメインに移動します。だからサンマは北海道から東北、そして銚子沖が産地となるわけですが。
…お魚の方はそれほど大きく変化しませんが…額面通りにいかないのが自然現象というもので。それまでとは違った流れを見せることがあるのも黒潮だったりします…。

実際に見たことはないんですが…黒潮てのは目視できるもんだ、という話を聞いたことがあります。それがいきなり流れを変えたり蛇行したりすることもあるんだそうで。…とは言っても南下し始めたりとかそういう根本的なとこは変わらないんですが…色々な理由が重なってそういうことも起こるんだそうであります。
…今回のもそういうことなのかなあ…とか個人的には思ってしまいますが。さてさてどうなんでしょう…?

一方季節はずれじゃない「季節物」と言えば。北海道の流氷なんかどうでしょう…北海道・紋別港沖でオホーツクの流氷初観測(Yahoo!:毎日)
網走市観光協会
例年より若干遅めの1月下旬に接岸ではないか、とのことで。まだまだ冬は続きそうではあります…。

12:25 PM | 固定リンク

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