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12/09/2008
どっちでもいいってわけには
いかないんでしょうなあ…。
ギリシャvsマケドニア、国名論争まだまだ続く(iza!)…「マケドニア」の名は紀元前のアレクサンダー大王の時代に隆盛を誇った国の名前。当時はギリシャも支配下に置いていたため(むしろ統合と言うか吸収と言うか同化と言うか)現ギリシャの「マケドニアはギリシャの一地方」という主張も分からんでもないんですが。
→アレクサンドロス3世(Wikipedia)
「古代」マケドニアはアレクサンダー大王の死後分割、そのうちの一つが現・マケドニアになってるわけですが…民族的に「古代」とは繋がりはないんだそうであります。
古代マケドニア王国のアレクサンダー大王と言えば東征による「東西融和」でも知られています。
地中海から東へ東へ…とその版図を広げて行ったわけですが、行く先々には当然ですが自分たちとは全然違う文化があります。宗教的にも人種的にも様々。古代マケドニア軍は非常に強力でそういった各地を平定していったんですが…そこで取る選択肢は二つ。自国の文化を押し付けるか相手の文化を取り込んでしまうか。
…結果として後者を選び、東端の日本にまで影響を及ぼす「東西融和」文化が生まれることになったわけであります。
…実際のとこ、どうだったのかな…と思うことはあります。これ、その当時からしてもかなり珍しいと言うかなかなか受け入れられない考えだったんではないかなー…と。普通は征服した土地に勝者側の文化を持ち込んで、敗者側の文化が同化はしていくけども勝者側の色が濃く残ってしまう、ということになるんではないかと思うのですが。
もちろん古代マケドニアのだって勝者と敗者半々てわけでもないのでしょうけど。…当時は非難とか反発とか結構あったんでは…とか。
一つには時間もあるのかも知れません。紀元前、ということでざっと2000年以上。それだけ経ってしまえば当時は突飛なことでも少しずつ受け入れられていって何とかカタチになっていくもんではないか、と思うのですが。
国家間の問題てのもそういうものかも知れません。…時間が経てば色々と変化していく…すっぱり解決とかそういうのではなく。少しずつカタチを変えて皆に浸透していくもんなのかも知れないなあ…と。
08:34 PM | 固定リンク
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