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11/19/2008
人、岐路に立つ時に
知らない土地や店なんかに行って、迷った。行く先へ至る道でもそうですし、買いたい商品でもいいんですが…そうやって「迷った」時、見知らぬ人や初見の店員サンに「尋ねる」ことができますか…?
内閣府が発表している「自殺対策白書」によれば日本での自殺件数は10年連続で3万人超え、そのうち2万人以上が男性(iza!)…平成20年度版だと男性2万3478人、女性9615人とかなりの「差」があります。これは世界的にもそういう傾向が見られるんだそうで、大抵の国で自殺するのは男性が多いんだそうであります(中国だけは例外的に女性が多いとか)。…なぜか、と言うと…色々説はあるんですが…
「道に迷ったときに他人に聞くことができるか否かの差」(「」内↑コラムより引用)
あくまで俗説なんだそうですが、妙に納得させられてしまう一文ではあります。たしかに女の人の方がすんなり尋ねることができそうな…。
個人的に道を歩いていて(あるいは自転車乗ってて)「すいません、ココへはどう行ったら…」てのは過去に数回ありますけど…特にどっちが多かった、という記憶はなかったりしますけども。
自分自身はどうなんだ、と言えば例えばでかいショッピングモールで目当ての店探す時とか目的の商品を探す、なんて時には…やっぱり自分でぐるぐる歩いて探しますね。…尋ねることが恥ずかしい、というのではなく。自分で探してみたい欲求が強いと言うか。自炊してるのもある意味「自分で全部やってみたい」という欲求に従ったものではありますし。ただ…時間がないとこういうのはさすがにやりません。以前どっかの駅で本気で迷ったことがあって、発車時刻ぎりぎりになって駅員サンに尋ねて何とかセーフ…とかそんなこともあったりして。差し迫った事情がなければ自分で探すし緊急時になれば誰かに尋ねる、というとこでしょうか。
自分のことはともかくとしても。世の中には色んな人がいますんで、何の遠慮もなく他人に尋ねることのできる人(これが行き過ぎると他人に何か尋ねないと行動できない人になったりしますが)もいれば心の中で「こんなこと尋ねて迷惑じゃないだろうか」「なんか忙しそうだな…」とかあれこれ考えてしまって結局尋ねることもできずじまい、てな人もいます。
ただ、これがこのように相手を気遣っての尋ねられずじまい、ならまだいいのですが(…いや、こういう人が最終的に↑のようになってしまうのかも…)「オレは何でも知ってるから他人に尋ねる必要はない」と外界の情報を全て拒否して己が持ってる情報のみが完全に正しいと固執してしまうとなると…また別の問題になってしまいます。
人の話を聞かない、聞いても理解できない。
…年配の男性の方に多いんですが。別にあんたの考えを曲げろ、とかそういうこと言っとるんじゃないんだ、ただ、ちょっとは相手の話も聞いてやれよ…そんだけなんだよ…と。
結局は人間一人で生きてるんじゃないんだよ、困った時に誰かに尋ねるのは他人を頼ってることにはならないんだよ…と、そういうハナシに落ち着いてしまいますけども。…やっぱりシンプルなことが最も重要なこと、なのかも知れません。
11:43 AM | 固定リンク
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