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11/21/2008

あのガイド本

ミシュランガイド東京、今日発売…駅前の本屋でも売っているようで、前を通りかかったら店員サンがマイク使って宣伝してました(そういうお店なんです)。…まあ、それでも買いませんでしたが…外食しねえもんなあ、自分。
Yahoo!経済トピックス:ミシュランガイド
「ミシュランガイド」とは簡単に言えば「グルメガイド本」であります。ミシュラン、と言えばフランスのタイヤメーカーとしても有名ですが、そのタイヤを消費してもらう→車で出かけてもらおう→じゃ、美味しいレストランを紹介しよう…ということで始まった、とされています。
単なる紹介だけではなく三ツ星が最高となる「星」による格付けなどもあって、選ぶのに参考になるようになってます。なお、レストランだけではなく観光地の格付けもやっていて、去年は高尾山が選ばれてその効果が出てる…なんて話もあります。
ミシュランガイド東京は去年から発売されるようになりました。アジアでは初の「ガイド」ということで人気も高まっているのですが。

世界的に権威あるガイドブック。ということで注目を集めているのですが…。
それでもなんだか不満?と言うか反発?と言うか。そういうのがあるのも現状だったりします。調査はいわゆる「覆面調査員」…つまりは身分を明かさずにフツーに客として来て(一回だけではないそうな)評価を下す、ということになります。もちろん日本人調査員もいるんですが…割合としては日本人の方が多いらしいのですが…やっぱりそこはそれフランスの企業ですんでそっちの意向が強くなるんではないか、フランス人の日本文化が理解できるんだろうか…という声はあちこちから聞こえてきたりします。
そりゃあ、日本人がフランスはパリのレストランガイド作って格付けしたりしたらあっちの人はどう思うんだ、あんまり良くは思わないだろう…というのも分からんでもないんですが。

…その辺はあんまし気にする必要ねえんじゃねえの? てのが個人的な感想で。フランスから見た日本のレストラン観と言うかちょっと違った角度から見た日本、てのも見えてきてそれはそれで面白いんじゃないのかな、と。もちろん日本にだってこういうガイドブックはたくさん存在してるわけで。そういうのと見比べてみるとまた違った発見もあるんではないかなー…とか思うのですが。日本の料理文化は日本人にしか理解できるはずねえ、とかそんな料簡の狭いこと言わんと、もっとおおらかに構えてもいいんじゃないのかな…と。

ただ…こういう権威ある本に載る、ということで商売としてのレストランは大変に影響を受けることになります。当たり前ですが三ツ星もらったらお客さんも増えます。去年三ツ星だったのが今年は二ツ星、てなことになったら客足が遠のく可能性だってありますし。
中には降格されたことを苦にしてシェフが自殺…なんてケースも他の国ではあったりしますし。そういうとこはどうしてもシビアになるんで、やっぱり気にするところは気にした方がいいのかなあ…とか、そんなことも思ってしまいます。

06:22 PM | 固定リンク

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