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11/30/2008
二つほど 11/30
「サブカル」?で二つほど。
一つ目。グーグルが「絵文字」の世界標準化を検討中(iza!)。
「絵文字」というのは携帯メールではごくごく普通に使われる文字と同じ大きさの画像のこと(なんだと思いますが)で、文章だけでは伝わりにくい感情や内容にメリハリを持たせたい時などに使われます。…まあ、でも仕事などフォーマルな場よりは仲の良い友人同士とか家族間とか。そういった場で使うのが多いので「仕事以外でメールなんてなあ…」てな人にはあまりなじみがないかも知れません。
そして…コレ、PCメールではほとんどの場合文字化けします。対応できるメールソフトてのもありそうですけど…一般的なやつだと表示できなかったりします。…うちの場合「=」の太いやつ(〓:げた)が出てきます。最初はよく分からんで「なんでこいつはこんな記号をわざわざ送ってくるんだろ?」とか思ってましたが。相手が携帯でこっちがPCだったために起きる現象ではあったわけです。
その絵文字に対してユニコード化を図る、というのが今回のキモなわけで。…アルファベット中心の欧米では26文字プラス数字や記号だけで済むので…とは言ってもロシアとかギリシャとか違うのもありますし、ドイツ語やスペイン語やフランス語なんか付属品?が付くのもありますが…それほど問題はなかったようなんですが。これが中国だと漢字、韓国だとハングル、日本語だとひらがなやカタカナまで…さらに東南アジアに中東も…となるとそれぞれの言語に対応した文字を表記する必要が出てきました。で、それぞれの文字に「番号」を割り振って、その「番号」をPCが読み込んで表記させよう…ということになりました。
…そこへこの「絵文字」も加えようか、という話になってるんだそうで。そうなると世界中のPCで表記可能、ということは世界中で使うことができる、ということになるのですが。…ただ、国際的に通用しない絵文字とかもありそうで。日本で使ってるのとは意味が違う、とか。ヘタすると相手を激怒させてしまうのもありそうな、とかそんな気もするんですが。
二つ目。明治大学に「マンガ図書館」構想、学術的保存を計画(iza!)。マンガだけではなくアニメやゲームの関係書籍も収納したい、とのことで。そのうち国会図書館の納本制度みたいにアニメやゲームを資料として一部は保存していく…とかなったら面白いとは思うのですが。…そういうことにはならないのかなあ…。
たしかに最近注目されてきた「マンガ・アニメ・ゲーム」ではあるのですが。そういったものを学術的に研究、とないうのは…新潟かどっかにそんな学科?研究室?があったように記憶してますが…あれはどんな風になったんだろ? 専門学校の「アニメ科」とかそういうのは実際に「作る」方で「研究する」ってわけじゃないですけども。
…個人的には、なんか、こういう「サブカルチャー」てのはあんまり日の目を見ない方が良いんでは…とか思う時もあるんですが。一般化しちまって大衆の目にさらされてしまうと醍醐味が薄れると言うか。それまでマニアックに対象狭めに攻めてきてたのが、いきなり間口広がって中途半端になってしまう、と言うか…。
文章だって最初は研究対象じゃなかったわけで。ただ読めばそれでいいわけで、学術的に研究する、いうものではなかったわけで。それが今では「文学」という立派な学問になってます。アニメやらがそういう対象になっていってきちんと保存もされる、というのは喜ばしいことなんですが…なんかさびしいような気持ちにもなってしまったりします。
それでも、いつの間にか資料も散逸してしまったりして後世に伝えにくくなってしまう…となってしまうよりはこういう風になった方がイイのでは、と思いますけども。
…でもなあ…「マンガ図書館」となると…「無料マンガ喫茶」と勘違いする人が出てきたりはしないんだろうか、と心配になってみたりもするんですが…。
02:13 PM | 固定リンク
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