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09/12/2008
なんか乱暴
「牛のげっぷに税金を」なんてな話もありましたが…国連「気候変動に関する政府間パネル(IPCC)」のパチャウリ議長、肉を食べない「休肉日」や中国に「肉食税」導入を提案(iza!)。このパチャウリ氏はインド出身で菜食主義者なんだそうでありますが。肉食をすることで地球温暖化が進む、という考えの持ち主のようでもあります。
…まあ…人それぞれっつーか何と言うか。
菜食主義者が「肉食うな」と言っても、ちょっと…というのもあります。自分の趣向を他人に押し付けてるだけじゃねーか、とそういう風にもとれたりもしますし。記事中の人類が排出する温室効果ガスの18%が食肉関連、てのも。こういうのはその食肉関連をバッサリと切り捨てれば、今後排出されるであろう温室効果ガスの18%が即座に消えてなくなる…というわけではありません。コトは人間が有史以来築いてきた文化の一部ですから廃止や禁止すればあちこちにどれだけ影響が出るか分かったもんではないわけで。関わってる人間の数だって尋常じゃあありません。
それから…なんで中国? てのも。
記事の最後の「中華料理は肉がなくても~」てのも明らかに自分の感想なだけですし。いや、むしろ大きなお世話のような。たしかに人口は世界でもダントツに多い国ですからここで消費を抑えることができれば、そりゃ、そういう効果は望めるのかも知れませんが…なんか乱暴だなあ、と。
いっそのこと人口世界第一位の中国だけではなく第二位のインドもそういうことやったらいかがです? と思うのですが。肉、というのは場合によっては菜食料理より安くなりますんで、低所得者向けにまず経済の改革が必要ではあります。…食事もまともにとれない状態ではそういうのは進みますまい。次に食肉業界への補填。消費が減る、ということはつまりその業界の人たちはその分収入が減ることになります。減った分はどうしますか…? これ以外にも色々とやらないといけないことはあると思うのですが…その辺、どうなんでしょう…?
10:18 PM | 固定リンク
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