« りーまん・しょっく | トップページ | コイを食う »
09/18/2008
ミドリムシで世界を救う
ミドリムシ…ミドリムシ植物門 ミドリムシ綱 ミドリムシ目に属してます。学名の属名は「Euglena」で、「Euglena proxima」が代表的な種になります。
→ミドリムシ(Wikipedia)
池や水たまりなど、淡水なら大抵のところにはいます。楕円形というか細長い円形というか。「鞭毛」と呼ばれる毛(ヒトの髪の毛なんかとは全くの別物)を使って移動、眼じゃないけど赤い「眼点」があるのも特徴ではあります。とは言っても大きさは0.1mmにも満たないものも多く肉眼での観察は難しく顕微鏡で見るのが普通です。
…この手の単細胞生物(多細胞のもいますが)の観察って昔はよくやったような記憶があるんですが…最近はやってないのかなあ、どこの水にでも…外に置いてる植木鉢の皿とか、そういうとこにでもいるのがこの手の生き物なんですが。
で、このミドリムシ(ムシとつきますけど昆虫ではないです、為念)最大の特徴は「鞭毛運動をする」「葉緑素があって光合成する」という動物・植物双方の要素を併せ持ってることにあります。↑現在は分類上「植物」ということで「ミドリムシ植物門」になってますけど過去には「原生動物門」ということで「動物」に分類されてたこともありました。…分類てのは結構アバウトっつーか人それぞれな面がありますんで、たしか、ミドリムシて「動物でも植物でもない生き物」に分類するケースもあったような。あるい生物分類項目上一番上にある「界」、これを動物界植物界以外にも作る場合があって…その時はなんか別の界になる…んだったかしらん? 資料も手元にないですし記憶も定かじゃないんですが。なんか、そういうこともあったような。
そのミドリムシ、実は非常に強力な二酸化炭素の固定効率と栄養素生産能力を持っていて、これで世界が救えるかも(Yahoo!:産経)知れない、という…たしかに記事中の二酸化炭素固定効率(30%)とかすごいもんがあるんですが。しかしまだまだ実用化までには至っていないようで…そういうとこ、惜しい限りではあります。
こういうのはやっぱり国家単位で取り組むべきことなんじゃないのかな、とか思うのですが…難しいのかなあ、世界に先駆けてこういうことやるのもかっこいいと思うんですが。
12:18 PM | 固定リンク
トラックバック
この記事のトラックバックURL:
この記事へのトラックバック一覧です: ミドリムシで世界を救う: