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07/06/2008
いくら、と言われても
京都の祇園祭。
豪華絢爛な山鉾(やまぼこ)が市中を練り歩く華麗なお祭りではあるのですが…山鉾は一体いくらになるのか、と関係者は戸惑っている(Yahoo!:京都新聞)んだそうで。
…別に山鉾を売ろう、とかそういうお話ではなく。単純(と言っていいのかどうか)に山鉾の管理をしている保存会が財団法人へ移行→持ってるものの財産目録をしないといけない→昔鑑定したんだけど古いからなあ、いや、鑑定とかやってないとこもあるし…ということで山鉾は一体いくらになるのだろうか、ということになってます。
…暴論と言うか極論で言っちまえば「専門家に任せちまえ」となってしまうんですが。
一部の保存会はすでに財団法人となっていて、記事↑によれば昭和40年代に一度鑑定してるんだとか。で、その内容で財産登録してあるんですが…今はいくらになるのだろうか、と。さらに財団法人化してない保存会は新たに鑑定する必要があるのですが…さて、一体いくらになるのかな、と。
さらに。記事↑の内容からすると「ご神体」にまで値段つけないといけないような状況のようで。
…こういうのはどうしても受け入れられにくい、と言うか…日本人的に難しいと言うか。ちょっと違うかも知れませんが家族間での信用・信頼を換算すると、さあ、いくら? と言われてるようなもんで。歴史にさらに土地との繋がりから信仰心から…。
それでも「モノ」として鑑定していくしかないんじゃないのかなあ、とも思うのですが。と言うよりそれしかないような。法人として運営していくんなら必須なことなんでしょうし…気分的に割り切れんなあ、というのも分からんことではないんですが。
12:06 PM | 固定リンク
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