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07/05/2008
さみっと 2008
というわけで?7/7から北海道は洞爺湖でいわゆる「サミット」が始まります。
→Yahoo!国内トピックス:北海道洞爺湖サミット
「サミット」とは「summit」であり…山の頂上とかそういう意味になります。つまりは世界のトップ(文字通り)が集まる会議ということになります。G8、世界でのトップ8ヶ国が集まることになりその動向はやはり注目されるところなんですが。なお、参加国は日本・ロシア・アメリカ・フランス・ドイツ・カナダ・イタリア・イギリス…そしてEU。ちなみにこの順番はプロトコルオーダー(公式国際儀礼順序)と呼ばれ、まず左に議長国・次に大統領制の国(左から在任期間の長い順)・そして首相制の国(同じく左から在任期間の長い順)・最後にEUとなってるんだそうな。
→2008北海道洞爺湖サミット
てことは日本は議長国でない時は後半のグループに入る、ということになりますか…王制の国はどうなるんだろ、とか思っちゃったりしますが。
話し合う議題はもちろん世界的に取り扱われるものになります。今回は「環境」をテーマにしてるんだそうで、例えば会場の冷房にあらかじめ貯めておいた雪を利用する…などそういった配慮がなされています。
んが。コトはそうクリーンに運ぶはずもなく。基本的に人間てのは「うまみ」がないと積極的には動かない生き物ですんで…各国の利害がどうしても押し出されてくる形になります。各国それぞれの利害は形が違いますから押し出されてくれば当然衝突があるわけで。国際問題、てのはほとんどがこういった「利害のぶつかり合い」から発生することになります。
しかし、表向きでも各国は協調路線を取ってるということにしておかないとわざわざ開催する意味がなくなってしまいます。トップがごたごたしていては組織の進行にも影響が出るってもんですし。
そこで「シェルパ」と呼ばれる水面下であれこれ交渉する人たち(つっても一般人じゃないですが事務次官とかそういう人たちですが)がいるんだそうで。…サミットで安全に登るためにシェルパ、という…なかなかに気の利いたネーミングではあります。
ところで今回日本は議長国なんですが…イギリスの新聞が「日本はサミット主催国の割には何をやってるかよく分からない」(iza!)という「辛口」の記事を掲載しました。…結構金や力があるくせになんで前に進まないんだ? てなとこでしょうか。まあ、こういうのは開催前にはよく出てくるもんだと思いますが…何せサミットてのは金や力のない人たちから見れば「ふざけんじゃねえ」と唾棄すべき場でもある、と言うことだってできるんですから。
06:12 PM | 固定リンク
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