« 二つほど 5/28 | トップページ | ナゾの甲殻類 »

05/29/2008

ユメぶち壊し

と言うか真実なんてそんなもん、と言うか。なんだかもったいない?ような気もしますが。

以前5/10に「二つほど」でちょろっと書いた「水晶ドクロ」ですが。あれはフランスのケ・ブランリ美術館蔵のものでしたが…19世紀に作られたニセモノということが判明してしまいました。…今度はスミソニアンと大英博物館にそれぞれある「水晶ドクロ」もニセモノではないか、という疑惑が持ち上がってます(Technobahn)。これで世界にあるうちの3コは「ニセモノ?」となってしまったわけで…まだ他にもいくつかあったと思うんですが…そっちの方も調査のメスが入るんかなあ、そっとしといた方がいいんかなあ、とか思ってしまったりしてます。

その他にもジェームズ・マディソン米4代大統領に贈られた「隕石製ピストル」、実は…(Technobahn)
これは決闘用に二丁が一組になったピストルで、隕石でできている、もしくは銀製である、ということだったようなんですが。英オックスフォードシェアの粒子加速器(ISIS neutron source)まで使って解析した結果そのどちらでもなく実は東南アジア辺りでよく見られる粗悪品だった、と。
その後ジェームズ・モンロー米5代大統領にまで引き継がれたピストルではあるのですが…。
「いったいどういった経緯で、安物のピストルが隕石製のピストルということになり、果ては米国大統領にまで寄贈されるまでに至ったかに付いては不明だと述べている」(「」内↑元記事より引用)
…こりゃあ、ミステリとかそういう系統の話になりそうではあります。
なお、某アニメでもおなじみの隕鉄あるいは隕石で打った刀、というのは実在してるらしいんですが…実際は強度が足りなくて実用向きではないとかそんな話をどっかで聞いたような。…現存、してるんだろうか…?

いかにも、というオーパーツの類もそうなんですが、今まで詳細不明とされてきたモノがこうやって科学的に解明されていく…てのは一種の達成感みたいなもんもあったりするんですが…逆に罪悪感のようなものも漂ってきてしまいます。いや、そこまでやらんでもいんじゃないのかな、とか。
これが詐欺とか誰かをだます目的とかで語られたもんなら徹底的にやったれ、とか思ってしまうのですが。
…謎は謎のままの方が美しいのかなあ、と。水晶ドクロも隕石製ピストルも「それはそれでこういうもん」と、そっとしておいたらそれが真実になってたわけですし…。

11:43 AM | 固定リンク

トラックバック

この記事のトラックバックURL:

この記事へのトラックバック一覧です: ユメぶち壊し:

コメント