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05/11/2008
いずれにしろ
状況は変わらんわけですが。
アメリカ・シェーファー濃霧長官が世界的な食料高騰の理由の一つとされる「バイオ燃料原因説」は誤りだ、と反論(iza!)。まあ、それこそ世界的にバイオ燃料推進してるアメリカが言ってもなあ、というのもありますが。
こういうのはいきなり今年になって、ぽこん、と出てきた問題ではないわけで。兆候というのは何年か前からあったんではないか…とは思うのですが。
しかも別にバイオ燃料だけが原因じゃないわけですし。
その他大きな原因としてはオーストラリアの大規模な干ばつ、中国やインドなどの発展による消費拡大が指摘されています。さらにバイオ燃料のことが併せて言われることが多いわけで。今さらそこだけを「ちがう」と言われてもなー…と。複合的に事象が絡み合って現れたもので、どれか一つの原因を否定してそれで済む、というものではありますまい。
記事中では3年はこの高値が続くだろう…としていますが。それにしたって分からない問題ではあります。じゃあ3年後には価格が全部以前のように落ちるのか、と言えば…それは難しそうですし。干ばつが収まって穀物が大量に採れるようになった…でも他の事情はそのまま、とかそういう事態だったら意味はないわけですし。
個人的にはまだまだ続くんではないか、と思っております。
今後にだってもっと大きな環境の変化というのもありそうですし。意外なところである意味「見落とし」がありそうな気がしているんですが。
テレビ見ていてちょっと気になったんですが、まあ、こういうのは編集次第なんでしょうけども。「最近値上げが多いですよねえ」的なニュースで街角の人にインタビューすると、何人かに一人は「政府がどうにかしてくれないとね」というのが返ってきます。
…モノにもよるんですが…ガソリン関係なら、まあ分からんでもないんですが…別に日本政府がただ無策に全部値上げしてるってわけでもないでしょうに。特に穀物関係は世界的な高騰が続いてるんで、どうしてもそれに関連して思わぬところで物価が上がってしまうだけで政府にはあんまり関係ないような。
逆に、というとヘンですけど値上げしていない主要産物てのも日本にはあるんですが。…コメです。さすが自給率100%以上てなとこですか。たしかに現在の食料自給率はどうにかしないといけないものなんですが。
04:53 PM | 固定リンク
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