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04/23/2008

「おせん」みました

昨日の夜に始まったドラマ「おせん」、先々月に私見ということでこの「あれこれ」でもちょろっと述べさせて頂きましたが…。その「おせん」の第一回をみてみました。
おせん(日本テレビ)
まあ「こういうのもアリなんではないかい?」というのが第一印象でした。まあ…別物としてみるならばこれはこれでアリなんではないか、と。そう正直に思ってしまいました。

そりゃ、原作ファンとしては「グリコさん(さすがにヤバそうでヨっちゃんさん)が帳場係ではなく料理人で性格違う」「おせんさんの『わっち』があっても『やんす』がない(最後の方で出てきましたが)」「エビスビールはどうした」「冬子さんとおせんさんが眼鏡っ子じゃない」「テルちゃんが普段からナマってる」「番長てなんだ」「留さんはもっと泥くさい…いや、無精ひげもはやしてるしもっとそこらのフツーの兄ちゃんぽいだろ」…とか色々あるんですが。その他珍品堂さんや清さんはもっと恰幅のいい俳優さんの方が…とか。
ここも意見が分かれると思うんですが…蒼井さんのおせんは「可愛く」ても「気風の良さがない」とか。
その辺で原作ファンは「うーむ」と思ってしまうんではないか、と。一回目の桜井センセイも…こう言うと何ですがもっと美人美人した人の方がよかったんでは…とか。原作では味のある方、というより普通に悪役?っぽい役どころでしたし。

それでも「風呂吹き大根」「ダシとり」の「手間ヒマかけてぎゅっとうまみを掴みだす仕事」や水桶に対しての珍品堂さんの「もっと目で見ろぎゅっと見ろ」とかそういうところは共感を覚えました(すろーどーふ、とかも…)。そして…店で出してる豆腐に関して「大豆の産地は知らない」と言い切ったおせんさん。…ホントは、そこで「職人さんを信用してやんすから」と自信をもって返して欲しかったんですが。そこが「蒼井おせん」なのかも知れません「今度美濃屋さんに聞いておきます…すみません」というのが…ある意味残念でしたけども。
…水桶を戸外に置いた時。マンガの白黒画でもその「自然さ」に感銘を受けたのは…自分だけでしょうか。アレを、あの名場面を実写で…というのはやっぱり無理なんでしょうかね。
それでもそんなに悪くないなあ…と思ってしまった次第ではあります。それは多分…自分が原作で読み取っていた「本物への執着」と「人との繋がりが良いモノを生み出す」という二つをきちんと表そうとしている、と見たからでしょうか。前者は言うまでもなく。後者も最後のおせんさんのセリフでも語れられています。

…明らかに原作とは違う、「別物」なんですが…もうちょっと見続けてみたいと思います。蒼井おせんも悪くないのでは…と。
でも…真子さんは出てくるんだろうか、清さんの過去とか君香姐さんとかケン坊の包丁とか…でも…留さんのライブハウスは…無理かなあ、やっぱ。

07:46 AM | 固定リンク

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