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03/30/2008
コシヒカリの祖先は…
実はあんまし美味くなかった、というお話。
日本で最も人気のあるコメの品種「コシヒカリ」のDNAを調査した結果、粘りのもとは「愛国」という品種に由来(@nifty:毎日)している、ということが分かったとのこと。「粘り」というのはご飯として炊いた時に重要視される要素の一つで…特に日本では粘りのあるコメの方が人気があります。
大まかには粘りのあるジャポニカ種、さらさらしているインディカ種、と分けることのできるコメの系統なんですが。逆に言えば、やや細長いカタチをしていて粘りのないインディカ種を愛好する方たちにとっては粘りのあるコメなんて…と敬遠されてしまったりするんだそうで。他の美味い要素である「匂い」も結構国によって意見が分かれることもある…んだとか。その辺は、まあ、たしかに色々あるもんではあるんですが。
ところで…記事中に、ちょっと気になるコトが載っていたので調べてみました。『昭和初期にまずいコメの代表格とされた「愛国」に由来』(『』内元記事より引用)…て、「愛国」てのは一体どんなコメだったのかな、と。
→Google検索:米 愛国 酒
…基本的に酒米だったんかー…そりゃ、あんまし美味くはなさそうだなー…と。
→酒米(Wikipedia)
あくまで一般論なんですが、酒造りに使われるコメは不味い、ということになってます(愛国は酒造好適米てわけじゃないらしいんですが)。これは含まれてるタンパク質の量だとかが「食って美味い」てのと「酒造りに適してる」のとは方向性が違うからなんだそうで。普通に炊いても美味くないんですが酒造りには最適、とされるコメの品種もある、ということです。
逆に食って美味いからってそのコメだけで造った酒が美味いか、と言えば…どうなんでしょうね。
こないだ読んだマンガ「もやしもん」には「お酒の原料はだいたいがそのものは味が悪いモノだけど」(「」内は講談社刊もやしもん第6巻P187より引用)というセリフもあったりして。…あ、なーんか分かるなあ、と思ってしまった次第ではあります。
…無理にねじ曲げたりしないで、適した方法で賞味した方が作った側も食べる側も食べられる側も良い結果になるんではないかい? と思うのですが…さて。
12:26 PM | 固定リンク
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