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03/17/2008

クマが有罪

マケドニア。はちみつを盗んだクマに有罪判決(Yahoo!:REUTERS)…とは言っても野生のクマなんで罪をつぐなえるはずもなく。かわりに国が罰金を払う、という判決になった…と。
こういうのをどっかで聞いたなあ、と思ったら「動物裁判」というのが中世ヨーロッパの記録には残ってます。文字通り被告は「動物」で、ジョークでも何でもなく大真面目に裁判やってたんだそうで…被告に弁護士がつくケースもあったんだとか。
動物裁判:Google検索結果

現代の我々からしてみれば「何遊んでんだか」とか思うかも知れませんが。でも、まあ、こういう「考え方の違い」てのは歴史上いくらでも出てくるものではあります。現代では何気ない行為が百年ほど前ではとんでもない行為だったり、あるいはその逆とか。数百年も経ってしまうとさらにその差は広がっていったりもします。
当時では常識であったんでしょうか…動物が裁判にかけられる、ということが。
そう言えばドリトル先生シリーズにもそんな話があったような。あれはイギリスのお話ですが、犬が証言者席に座る…というくだりが。もちろん犬は人間の言葉はしゃべれませんので、ドリトル先生が通訳をする、というもので。でも検事はそれを信用しなくて、じゃあ、まずは検事の飼い犬でテストしてみようか…とかそういう感じでしたか。

一方で…この「動物裁判」、現代では一部復活してたりします。…森林伐採の被告として「樹木」が出てきたり、あるいは絶滅寸前の動物が出てきたり。あるいはペット関連の裁判ですとか。ただ、日本では人間以外が訴えを起こすことはできないので裁判になる前に却下されますけども。

02:21 PM | 固定リンク

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