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02/21/2008

おおきなカエル

約7000万年前の白亜紀のカエル化石を発見、体長は約40cm(CNN)。…現在のところギネス認定の世界最大のカエルはゴライアスガエルで体長36.8cm(全長87.6cm)、体重3660g…とのこと。しかし↑で研究され、発見となった「Beelzebufo ampinga」は体長が40cm越えていたのでは…とされています。
なお、世界最大のカエル、となると実は結構色んな話があったりします。例えば日本でもよく見るウシガエル(いや、最近はそうでもないかな…?)、これは普通は体長20cmほどで後ろ肢を含めた「全長」だと50cmくらいなんですが…全長91cmという大物が捕まったこともあるんだそうで。ウシガエルてのは後ろ肢、つまり跳ねたり泳いだりするための肢が発達してますんで…全長で90cm越え、ってことは…後ろ肢を含めない体長でも40cmくらいは楽にあった、ということになりそうな…こっちも、デカイ。
巨大動物図鑑

対して日本の土着のカエルで最大は…と言えばやはりヒキガエルの類になるでしょうか。大体体長が15cm程度、ってなとこなんですが後肢はそれほど発達してませんので全長はそれほど長くはない、ということになります。
…これが興味深い?んですが…カエルてのはみんな全部飛んだり跳ねたりするもんだ、と思ってる方が結構多いようで。
実はカエルでも跳ねない種類があります(跳ねない、というよりそっち方面はあんまり得意ではない)。その代表格がヒキガエル。のそのそと歩いて昆虫やミミズなんかを食べます。ちなみに一種の「毒」を目の後ろに持っていて目に入ったりすると結構キケンではあります。…ニホンヒキガエルではなくオオヒキガエルという中南米原産のカエルも日本では帰化しているんですが…こいつはこの「毒腺」が非常に発達してるカエルではあります。
アマガエルもこういう「跳ねない」タイプ。しかもアマガエルは実は水が嫌いで…いや、水分は好きなんですが。好き、と言うかないと困るんですが。基本樹上性のようなもんなのでさっさとどっかに登って行ってしまいます。

「跳ねるカエル」代表格は…やはりトノサマガエルですか。
ただ、この種は実は関東地方では近縁のトウキョウダルマガエルとの混血が進んでしまって、実は純正種はほとんどいない…てな話もあります。背中の模様でトノサマ・ダルマ・混血てのは見分けられるそうなんですが…シロウト目にはなかなか難しそうな。
…なお…ギネス公認の世界最大カエルのゴライアスくんですが。実はこの方も「跳ねる」タイプになります。それどころかかなりのジャンパーらしい、とかそんな話まで。そんな巨体で跳ねるんか…ウシガエルも一応跳ねる系だしなあ…迫力、ありそうだ…。

後肢の使い方によって色々見分けられるカエルなんですが…「跳ねないカエル」の究極形態とでも言うか「動かないカエル」てのもいます(全然動かないんではなくてほとんど動かない)。…冒頭のカエル化石もこの系統なんかなあ…と想像図見ると思うんですが…さて。

12:56 PM | 固定リンク

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