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11/09/2007

情報を得る力

大学生に調査・情報をどう扱う? …各種メディアを使い分ける傾向に(iza!)。サントリー次世代研究所によるもので、首都圏・関西圏・その他から200人ずつ計600人の18~25歳の大学生を対象に行なわれた調査の結果ではあります。
…新聞は意外と読んでいない(毎日読んでるが3割、全く読まないは2割)んですが、「いざ社会人になったらどんなものから情報を得ていると思うか?」の問いに86.3%(複数回答)が「新聞」と答えた、ってーのは…なんでしょ、やっぱりオトナ?は新聞読むものなんだ、というイメージでもあるのか、と思ってしまったり。
また、「SNS(ソーシャルネットワークシステム:ミクシィとかネット使った情報交換の場)」を利用してるのは男女共に5割超えてるんですが「卒業後もSNSやってると思うか?」との問いにはそのうちの約半数が「NO」と。
…これはどうにも「捉え方」の差もあるんではないか、と思うんですが…SNSったって遊びだけで成り立ってるわけではありますまい。ま、そういう「お遊び」的なSNSを社会人になってもやってるか? という問いだったらほとんどが「NO」になりそうではありますが…「情報交換の場」と考えたらまだもうちょっと数字が伸びたんじゃないのか、とか。

たしかに「情報」が氾濫している…とされている現代ではありますが。
記事中にあるように「ブラックボックス化」しているか…と言えばそれはどうなんだろうか、と思ってます。元々「知識」「情報」てのはよく密林に例えられるように複雑怪奇なもので、ちょっとやそっと分け入ったってたいした収穫は得られなかったりします。でも
「今はネットあるから簡単に手に入るじゃねーか」
と言われそうですが。実際はネットに流れてる情報てのはほんの上っつらに過ぎないことも多く、本気で情報を得ようと思ったらそれなりの時間と労力が必要になります。…お手軽簡単ほいほいと手に入るもんにろくな物はないよ、という真実はここでも変わってません。"No pain, No gain "てのは至言でもあります。
ネットの情報てのは百科事典のようなもんだと個人的には思ってます。自分から得ようとページ開かない限り中身なんか見えやしません。何も得ようと思わなかったらただの邪魔な重し以外何物でもない…。

でもこれはネットに限ったことではありませんが…色々やり方があるのもまた真実なわけで。「得よう」と思わなくても勝手に垂れ流してくれて、それを機械的に受け取るだけでいい…てなやり方もあります。それはそれで良くも悪くもありません。時間的に余裕のない人が情報を得ようと思ったら、そういうやり方の方が大量に得られて得になりますし。適していればそれはそれで問題ないような。
…ただ…情報てのは別にネットや新聞やテレビラジオだけにあるもんじゃないよ、とも思うんですが。生きてるってことはそれだけで情報得てるってことなんじゃないのか…と。

ものすごく簡単なことですけど。例えばコンビニや本屋で雑誌を軽く立ち読みしたとして。…その雑誌、元あった場所にすっと戻せますか? 実は結構戻せない人がいるのも事実なんです(大抵は一番前に無造作に突っ込む)。そういうのもまた「情報」であって、そういう小さなところから「情報を得る力」を磨いていくってのもアリだと思うのですが…(でもやりすぎると某シャーロック・ホームズみたいに家の前の階段数が分からんだけで友人に文句言ったりするようになっちまうんですが)。

04:33 PM | 固定リンク

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