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09/20/2007

ようやくと言うか

なんと言うか。宮内庁が明治天皇陵と神功皇后陵への立ち入り調査を許可する方向で検討中(iza!)。これまではまず認められることのなかった「陵墓への立ち入り調査」ですが。今年の1月に宮内庁が内規を改定、そういう申請があれば検討して許可することもある、というようになった…と。

例えば、有名なとこでは仁徳天皇陵という面積では世界でも最大規模の墳墓があります。が…これは「伝」仁徳天皇陵なわけで。ここにこういう方が埋葬されたらしい…という話が伝わってる状態なわけです。資料から見れば間違いないんだけど…実際に調査してみたらどうなんだろう? という疑念?があるにはあるような。…古墳のほとんどが(全部が全部じゃないんですが)発掘や調査されずに丁重に残されているのが現状でもあります。
実際に調査できたらどれだけの真実が出てくるのやら…。

しかし。モノは現在も存続してる皇室に深く関係してくるものではあります。そうむやみやたらと掘り返したりできるものではありません。不敬、とかそういうのの前に感情的にどうか、と。自分のご先祖様の墓を後から開ける、というのは…どういう気持ちなんだろうか…。天皇家というのはほぼ間違いなく直系の先祖が分かる家系ですんで、墓にはほぼ間違いなくその方が入っている、という可能性が非常に高いことになります。学術的にはもちろん貴重なんですが、感情的にはなんだか複雑なものがあります。なんだか見世物にされてるような。

…でも過去の正確な歴史を知りたい、という欲求はやはり誰にでもあるわけで…しかも今までまず許可されることのなかった調査が、限定的ではありますけどできるようになる、てのは期待も大きくふくらんでしまうのですが。…何せそういう調査ができなかったせいか、かなーり怪しい諸説が飛び交っているのもまた現状なわけです。そういうのを整理してみたいなあ…とか。
ただ、こういうのは即座に結果出るもんではありません。今回の調査にしても、もし許可が下りたとしても開始は来年以降。結果とかそういうのが出るのはさらにその後。そして研究の結果は…となると…数年で何か新発見があればそれはとても早いことになるんじゃないのか、と…。

02:34 PM | 固定リンク

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