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09/21/2007

男女七歳にして

…というのとは、ちょっと違いますか。
兵庫県で県条例を改正、六歳以上の男女の混浴を禁止→夫婦や家族ならOKへ(Yahoo!:読売)。これは「公衆浴場での男女の混浴は六歳以上はダメ」というものだったらしいんですが。この「公衆浴場」が温泉ホテルなどでよくある「家族風呂」も該当する…として県が改善指導。しかしこれは家族で入るための風呂であり「家族だんらんを認めないのか」(「」内↑記事より引用)と反発していた結果が出た…とのことです。

いわゆる「お役所仕事」ってんですか? そういうのがモロに出たパターンだと思うのですが…。
ある一定の枠組み(ココでは「公衆浴場で六歳以上の男女の混浴はダメ」)そのものは別に批判も評価も特にない、「そりゃそうだろ」とほとんどの人が納得しそうな内容なんですが。これにお役所のフィルタがかかると(ココでは「家族風呂は公衆浴場だろ?」)なんだかトンデモナイ方向へ暴走することがあります。
…普通…と言うか一般的に「公衆浴場」と言えば銭湯であるとか。あるいは温泉旅館の大浴場であるとか。不特定多数でなおかつ面識のない人たちがいきなり顔を合わせる可能性のある浴場…と、そういうことではないか、と思うのですが。家族風呂てのはまず内風呂ですんで「不特定多数」も「面識のない」人も入ってくることはまずあり得ない。そういうのをどうしたら「公衆浴場」と判断できるんだろうか…。
個人的な憶測ですけど所有権を問題にしたんではないか、と。個人の持ち湯ではないのでこれは「公衆浴場」に当たるんではないか…とか。あるいは行政区分上とかそういうのも関係してるのかも知れませんけども。

しかも。いざそういうことになってしまうと…お役所てのはまず考えを変えません。間違ってたんなら謝って別の案出しゃいい、てのは一般の考えのようで。何がなんでも押し通せばそれが正義となってしまいます。…相手が相手ですからねえ…フツーはこっちがある程度引いてしまうのも事実。そういう感覚は向こうは一切感知しませんから「あ、やっぱこっちが正しいんだ」てなことになって、結局そういう「おいおい」な話が通ってしまう、と。

まあ、日本に限ったことではないように思うのですが…こういうとこに使う労力を他へ回したら世の中もっと良くなってるんではないかい? とか思ってしまうのですが。

02:56 PM | 固定リンク

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