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07/06/2007

解消…できるのかどうか

完全確実に「再生」できるのかどうかはちょっと疑問ですけど。
経済産業省:全国各地にある「シャッター通り」解消のためのパンフレットを配布(Yahoo!:毎日)。「シャッター通り」とは商店がかなりの数廃業してしまって、店を閉めている=シャッターが下りている…と、そういう状況ばかりの商店街のことではあります。
経済産業省は「まちづくり成功事例分析研究会」を4月に設置して今回のパンフを配布。
…3ヶ月で早々に結論?が出るもんなんだろうか、とか色々首を傾げる向きもあるようですけど、何もしないよりはマシなのかも知れません。このパンフが刺激になって活性化した商店街とか出てくればそれはそれでいいわけですし…。
まあ、そういうのを配ったからと言って即座にそういう状況が解消される…と、そういうもんじゃないのでは? とも思うのですが…。

その「ぱんふれっと」の現物が手元にあるわけでもないので、あんまり詳しくは言えないのですが。
「人と人との触れあい」「各商店との連携」…などなど大型量販店にはない商店街の利点というのは結構あれこれ言われてきてたんですが、実際問題として経営が苦しくなってしまえば廃業もやむなし、というのは当然のことではあります。こう言っちゃなんですが…変な懐古趣味やら仲間意識に対する幻想だけではやっていけないのもまた事実なのではあるわけで(でもそういうのもなければないで、今度は潤いがなくなってしまうのもまた事実ではありますが)。
一筋縄にはいかないものではあります。一度落ちてしまったものを引っ張り上げるには相当な労力が必要になります。そして…時間も。
特に思うのは一ヶ月とかそこらでカンタンお手軽にいくもんじゃない…ということです。なんだか「カリスマ再生人」みたいな人を雇えば即座に復活が…! なんて番組もあったりしますけど、ンな簡単にいくわけがない。仮にいったとしてもそれを継続させられるのかどうか…? とその辺にも疑問が残ったりします。
少しずつ、少しずつ変えていくべきものではないか、と。人間の考えなんかそうそう変わるもんじゃありません。その「変わらない考え」を逆に利用するという手もあります。でもそれができないのなら時間をかけてじっくりと「変わって」いくしかない。
そういう劇的な変化ではない緩やかな変化、というのも必要なんではないか…と個人的には思っておるのですが。

06:13 PM | 固定リンク

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