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06/16/2007

なかなか難しい

大阪でイタチの被害が急増中(Yahoo!:産経)…イタチ? なんで? と思うかも知れませんが。

イタチと言えば小型、もしくは中型の基本肉食性の哺乳類。ペットとして人気の高いフェレットもこの仲間に入ります。さらに広げていくとラッコであるとかカワウソであるとか。あるいはスカンクなんかも近い連中になり…結構色々と世界中で手広く?やってる動物ではあります。
日本では土着のニホンイタチと戦前に毛皮業者が持ち込んで野生化してしまったチョウセンイタチの二種が代表的な種になります。…今回騒ぎを起こしているのは後者のチョウセンイタチの方になります。ニホンイタチはチョウセンイタチのように町中など人の多いところでは暮らしにくい(つーても農家の鶏なんか食ったりしてたんで、そこまで人嫌い?とかそういうもんでもないようなんですが)ようで、山などの方へその活動の場を移してしまったとのことではあります。
…んでも…どっちがどっち、という判別はかなり難しいらしいんで、見かけても普通に「イタチ」でも問題はないかと。
イタチの特徴はその細長い体にあります。身長の割りには体の直径というか太さはそれほど大きくなく、↑の「ネズミかと思ったら」てのはそれくらいの大きさしかない場所でも出入りできるからではないか、と。昔の鶏小屋でも握りこぶしが入るか入らんかくらいの、ほんのちょっと穴が空いてただけでイタチが入ってきて鶏襲ってた…なんて話を聞いたことがあります。どこへでも侵入できる分、クマとかキツネよりも厄介な動物ではあったようです。
さらに「最後っ屁」という強烈に臭いおなら(正確には肛門付近の臭腺から出る物質)を出すことでも知られています。…これに特化?したのがスカンクということになります。

…実はこういう都市部に慣れてきた動物というのは結構いるもので。最近ではイノシシが夜の町をうろつく、とか。あるいは観光地におけるニホンザルの被害というのも深刻なものがあります。
「かわいそうだから」「人間の方が後から入ってきたものだから」と放置しておくわけにもいかず、しかし無闇やたらと駆除駆除していくのもどうか…というのも問題なわけで。本当の理想は「共存共栄」なのでしょうけど…人間とはまた違った流儀で生きているモノたちですし。なかなか簡単にはいかないものではあるわけで…。

05:18 PM | 固定リンク

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