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06/10/2007
まあ、そんなものでは
今年9月から一般向けにも公開される予定の「緊急地震速報」、認知度は3割程度(Yahoo!:産経)…って、まあ、こんなものではないかと思うのですが。…いや、むしろ逆に結構認知度高いんじゃないのか…とか。聞いたことのある人は全体で8割超えていたらしいですし。
この「緊急地震速報」とは地震を予知できるもんでもなく、ましてや地震を止めるもんでもありません。
詳しい説明は→緊急地震速報とは(気象庁)を見て頂くとして。
…簡単に言えば大きな地震が来る前に起きる予兆。それを事前にキャッチして各方面に通知できるシステム…てなとこでしょうか。
ただ、「事前に」とは言っても時間的には10秒とか20秒程度になります。しかも震源地が真下になる「直下型」ではほとんど意味がありませんし、場合によっては地震ではないノイズを揺れとして拾ってしまうこともあり得ます。
最近では大きな病院ですとか。あるいは地下街なんかで導入されてはいるようですが…。
これ、何も知らない、もしくは意味の分かってない人がいきなり見たり聞いたりしたらパニック状態になるのでは…ということで例えば流す店を制限して暗号で知らせるようになってたりします。もちろん、皆が皆これの意味を理解して、こういう速報が流れたらどう行動するかきちんと把握する…てのが最上なんでしょうけど。…まず無理でしょうし。実際に速報が作動してパニックになってさらに被害が広がった…とかそういうことになったらシステムの出来よりも先にポシャッてしまいそうな観すらあります。
…乱暴かつ失礼なこと言ってしまえばそういう事件の一つも起きればかえって皆が危機感持って行動できるようになるんではないか…とか考えてしまったりしてしまうんですが…これはヤバいですか、やはり。
認知度に関して言えば最近は結構あちこちのテレビ番組なんかでも取り上げられてきてますし。これから残り三ヶ月で上がっていくんではないか、とは思います。
完全な予知の難しい地震ではあるのですが、こういう手段もある、ということではあります。
11:04 AM | 固定リンク
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