05/29/2007
ゆっくり、ゆっくり
「ゆっくり地震」というものがあります。…文字通り?非常に小さく非常に「ゆっくり」と続く地震なのですが。
立命館大などが南アフリカで「ゆっくり地震」の全体像を観測(Yahoo!:毎日)…すでに色々な大学や研究機関が10年以上前から観測を続けているのだそうです。
→第3部応用編 ゆっくり地震-1(日本測地学会)
「ゆっくり地震」…実は自分もこの記事見て初めて知った単語ではあります。
普通の(とは言っても地震が起きるメカニズムてのも全部解明されてるわけではないのですが)地震は一般的に「断層のズレが回復する」時に起きるなどとされています。そしてどんなに長くても3分程度で揺れは収まります。
が…この「ゆっくり地震」は長い場合で1年も続く場合があるんだそうで。しかもかなりの広範囲にわたることもあるとのことで。
…そんなに長くあちこちで揺れてたら大変そうだなあ…とか思いそうですが、ほとんどの揺れは体で感じることはない、ごくごく弱い地震なんだそうです。だから、研究も進んでいなかったんだそうで。
しかし、この小さな小さな揺れは大きな地震の際と同時に起きて、その大きな地震が収まった後にもずっと続いているケースもあり…巨大地震の解明に役立つのではないか、とされているんだそうです。又、断層など様々な研究にも有効なのではないか、とされているんだそうですが…。
何分にもまだまだ研究の進んでいない分野とのこと。それこそ今後の研究が期待されるところではあります。
04:03 PM | 固定リンク
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