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03/15/2007
キューカイ再編再び?
松坂のメジャー移籍から「ハンカチ王子」の早大練習参加…と華々しいこともあったんですが…。
ここへ来て西武による「裏金」問題で大いに揺れてきております。…どうなりますやら…。
→Yahoo!スポーツ:プロ野球ドラフト
現行のドラフト制度を大きく見直し、さらに希望入団枠も廃止しよう、という流れになってきてます。
「希望入団枠」とは実際にドラフトでクジ引く前に一人だけ(高校生不可)契約できる…という制度なんですがこれが裏金の温床ではないか、ということで廃止へと進んでます。
…欲しい選手がいればドラフト前に獲得できる制度なんですが。その場合、当然ですが「お金」は有力な交渉材料なわけです。もちろん…その「前」にも。いくらか渡しておいて「その時はよろしく」、と。
クジ一つで交渉先が決まってしまうわけではない、ほぼ唯一の「明確な選手の意思表示」ではあったのですが。
そして米のメジャーリーグで採用されている「ウェーバー方式」(米の場合は「完全ウェーバー方式」)。
→ウェーバー方式(Wikipedia)
ちなみに「ウェーバー」とは別に人の名前でもなんでもなく、"waiver"「権利を放棄」するという意味なんだそうで…。球団が契約拘束期間内に選手との契約を破棄した場合、その選手が公示されます(ウェーバー公示)。で、複数の球団が獲得を申し出た場合、より勝率の低いチームから優先権を与えられるようになってます。
この「勝率の低いチーム」言い換えれば「最下位から優先権を与えていく」方式が「ウェーバー方式」というわけです。米の「完全ウェーバー方式」とは学生だろうが社会人だろうが関係ない、最下位だったチームから好きな選手と交渉してくれや…という方式になります。
一方で巨人が提案したのは「クロスウェーバー」で、高校生は上位チームから、大学・社会人は最下位から…というものなんですが。
このウェーバー方式はチーム間の実力を均衡化する、という目的もあります。弱かったチームに強力な新人が行く、と。ただし裏を返せば勝てる見込みがないなら負けた方がいい、例えばどっかの優勝が決まった消化試合、あんなのテキトーにやって負けようぜ…と無気力試合を懸念する声もあります。
ドラフトにしろウェーバーにしろ、選手の希望はどうなんだろ、とふと疑問に思うことがあります。FA行使までの期間を短縮する方へ進んでいる…という向きもあるにはあるんですが。
むかーし読んだ野球マンガでドラフトに反発して「野球浪人」したのがありましたが(結末は…そこまで読んでないんですが)。たしかに選ばれたヒトしか行けない世界なんですが…それだけにヘンな思惑やしがらみに振り回されずに思い切りやって欲しいなあ、と思ってるのですが。
02:56 PM | 固定リンク
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