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01/18/2007
不二家の… #2
使用期限の切れた材料などを秘密裏に使っていたことがバレた不二家。「内部調査」で不手際は十数件、と言ってたんですが…やはり、と言うか何と言うか。食中毒の隠蔽(というより公表回避?)なんかも明らかになってきました。「外部」の本格的な調査(一般企業なんで難しそうではありますが)なんかやったらこんなもんでは済まないのかも知れません。…まだまだ広がりを見せそうな問題ではあります。
→Yahoo!国内ニュース:不二家の期限切れ原料使用問題
…で、今日(1/18)コレ書いてる現在での↑のトップが「不二家、菓子や飲料は安全と呼びかけ」なんですが…今さら無理っぽいような。『生洋菓子だけだろ、こんな不祥事』と簡単に納得できる人はそれほど多くないと思うんですが…。
食品関係では必ず重視される「安全」、これをないがいしろにしてしまったのは事実なわけで。今後、どうするかにかかってきてるわけです。…一応雪印という「前例」がありますんで、これで不二家が完全消滅…とはいかないとは思います。倒産ということになっても「ブランド名が惜しい」と名前とペコちゃんだけは残してどっかが再生しそうですし。
ただ、雪印の時は乳産業界が一気に態度や対応を引きしめました。恐らくこの不二家の事件でお菓子業界もぐっと緊張の度合いが増すのでは、と思います。
しかし…食品関連てのは星の数ほどの業界・業者が複雑に絡み合っているわけで(ある意味人間にとって最も必要な産業ですから…)「ああ、ウチは大丈夫」と安心してる業界はまだまだどっかにあるんではないか、と。もちろん大多数の企業はそういう方面に多大な労力を割いている、と信じてますが…「こんなんどこでもやってるじゃねーか」と簡単に考えてるとこが、どっかにあるんではないか…と少し心配になってきてるわけです。
例えば不二家が相応の罰を受けて、それで、終わり…ではないのではないか、と。
こういうのは必ずまた、起きます。その芽を十分に摘めるかどうか、今後の禍根を少しでも減らせるのかどうか…と、そういう動きは今、業界のみならず世間一般にもあるんだろうか…と。
消費者から見りゃ一日や二日、消費期限切れたって自分の責任でどうにでもなるんですが、こういう業界はそうもいかない。…今後、ホント少しでもそういうのが減ってくれたらいいんですが。
06:13 AM | 固定リンク
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