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08/17/2006
ググ…れない?
以前…と言っても先月の7/7ですが「ググれ」で、大手検索エンジン"Google"の名称そのものが「ネット上で検索する」という意味の一般動詞として有名辞書に掲載される…と書きました。で、当のGoogle側はこれを静観する方向のようだ…と。
しかし。どうやらこれを転換した模様で"google"使用に難色を(Yahoo!:CNET Japan)示しているようです。
しかも「難色」どころではなく一般動詞として使用した場合何らかのアクションを起こす可能性もある、とのことで。例えば訴訟に発展する…といったケースも考えられます。
これは以前↑でもちょろっと述べた「商標」の問題が絡んできているようです。簡単に言いますと…一般市民がそのモノを表すのに普通に使っている単語は商標にできない…ということです。例えば「水」という単語がありますけど、これは皆が「液体で」「透明で」「飲める」などなど…そういう色々なイメージを持ってる液体の名前なわけです。しかしこれを「ウチの商品は水だから」と商標登録して独り占めしてしまうわけにはいきますまい。誰もが自由に使えなくなってしまいます。
Google側はこれの逆を心配しているようなのです。
何か新しい商品が出た場合。それがとても独創的で他にあんまり似たモノがない場合…その商品名=物名となってしまう場合があります。セメダインやホチキスなんかがそうなんですが…そうなると商標に弊害が出てきたりすることもあり得る、と。そこら辺を心配してるんではないか、と。
…それでもすでに定着しつつあって、大手の辞書にまで載っているような単語の商標以外での使用を禁止したい、というのはなー…と。一般から見ればなんとなくうらやましい気はするのですが。別に悪いイメージでもなく(そっちで定着しちまって関係者が抹消したい単語てのも…結構ありそうな)逆に宣伝効果も上がるんではないか…と素人は思ってしまったりするわけですが。
こういうのはコマカイ権利や利権も絡んでくるんで、あんまりああだこうだと部外者が言えるもんでもないんですが…仮に禁止したとしてもなあ、もう遅いだろうし…消し去るのも難しいんではないか、とも思うんですが。
04:05 PM | 固定リンク
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