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08/26/2006
減った惑星
冥王星の「降格」決定で色々揺れた各方面ですが。
まあ、別にいいんじゃねーのという声も多いようで。極端に言えば太陽系の惑星の数が増えようが減ろうが実生活には何の問題もない…と、サメた言い方もできてしまうわけで。教科書がどう、と言われてもなあ…「それまでは惑星だったが2006年プラハの会議で矮惑星になった」でいいんじゃねーの、って…まだ決まってないんでした、冥王星の新カテゴリの和名。日本学術会議では25日に和名を検討する委員会の設置を決定(Yahoo!:読売)とのこと。
本来の名称は「Dwarf planet」で、他にも惑星系でも衛星でもない天体の名称「Small Solar System Bodies」など和名未定のものはまだあります。
「Dwarf」とは読みの通り「ドワーフ」でファンタジー系でよく出てくる、背が低くて手先が器用で力の強い種族のこと。初出は…トールキンの指輪物語でしたか。大抵は大酒呑みの大喰らいってことになってます。なおこの種族、濃いひげ面で描かれますが男性だけではなく女性にもひげがある…という設定だったような。
他の設定はともかく背の低い種族ですから「小さい」という意味で英語でも定着してます。日本語だと「矮小」と訳されることが多い(そのため今回も「矮小惑星」)のですが、個人的な感覚で言うと「Small」よりは大きいような。ただ「小さい」というだけではなくなんだか「縮めた」ような印象があります。…いや、個人的な感覚なんで公式?な意見でもなんでもないのですが…。
生物でもよく使われる単語ではあります。例えば熱帯魚に「ドワーフグラミー」というのがいます。が…グラミー系は基本的にちっこいまんまの魚なので(もちろん例外アリ)どの辺が「ドワーフ」なのかよく分からん魚だったりするんですが…。
ドワーフは「こびと」と訳されることもあります。有名なのは白雪姫。で、ディズニーの「七人のこびと」達が冥王星(プルート)降格に不満を表明(Yahoo!:読売)したとのこと。…こういうのは結構好きな方なんですが。
しかし…和名の方が気にはなります。別に矮(小)惑星でもいいんじゃねーのか、とか。変にいじくり倒したやつ付けられるよりはマシなんではないか、と。
11:01 PM | 固定リンク
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