08/24/2006
シャトルの次
冥王星は惑星なのかどうか…というのはなんだかまた色々と変わりそうなんですが、決まるのは今日の深夜とか早朝なんだとか。…さて、どうなりますやら?
一方でアメリカのNASAはスペースシャトル・オービターの後継機を発表しました。名前は「オリオン」で、画像を見る限りでは打ち上げるのは多段式ロケットになりそうです(Yahoo!:ITmedia)。
オリオンを打ち上げるロケット、ISS(国際宇宙ステーション)への人員や物資補給用のAres-Iと月や火星への有人探査用のAres-Vといった感じのようですが…結局のところ、宇宙機の完全再利用というコンセプトは見送られた、というか…止めてしまったと言うか。いずれにしても過去のアポロ計画なんかと同じ、どんどん下のロケットを切り離して大気圏離脱という形になってしまっているようです。
そりゃあ…メンテの問題とか結局はこっちの方がコストかかる、とかそういうのはあるんですが…。
なんだかもったいないなあ、と。知識てのは吸収してからの経験の積み重ねがモノを言いますから、ここまで積み重ねてきたオービターの経験やノウハウは…オリオンやAresにも生かされるのでしょうけど…コンセプトの似たような機体に生かして欲しかった、と言うかなんと言うか。
まあ、個人的な好みや願望ばりばりの話なんで、このオリオンでISS関連や他天体探査が進んでくれて結果的に軌道上が有効利用されるようになる…ってんならそれはそれでいいことではあります。別にどんな機体だって計画は遂行できるわけで。
それでも…なんか惜しいようなさびしいような、そんな気分にはなってしまうわけです…。
04:11 PM | 固定リンク
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