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08/22/2006

あめのことなど

関東地方の夏の雨「土砂降り」の雨量が増加傾向に(Yahoo!:読売)…1976年から2002年までの27年間の「8月」を調査した結果、沿岸と北関東にその傾向が強く表れた…とのことです。さらにほぼ中間点である1989年を境として、1989年以降の14年間とそれ以前を比較すると東京・羽田が6.3倍、東京・新木場5.4倍、栃木・小山6.4倍…などになるそうです。

つまりは単純に過去に比べて北関東や沿岸部では雨量が増えている…ということになりますが、よく考えてみたら事態はそう簡単なものではないわけで。
雨量が増える、ということはその分地上に落ちてくる水が増えるわけで(当たり前)、そうなると現在の耐水システムでは間に合わなくなる恐れが出てきます。…意外かも知れませんが、関東地方、特に東京てのは「水」に弱い地域です。全部が全部というわけではありませんが…基本はヨシの茂る「ヨシの原」で無数の小さな川が流れていました。今はほとんど小川としては存在してないのですが、その「水の流れ」てのは存在しています。
渋谷という場所がありますが、ここは名前の通り「谷」で実は緩やかに傾斜している場所。もちろん大昔は川が流れていました(今は地面の下)。そのため結構水没しやすい場所でもあります。
あるいは神田辺りも実は意外と水害の多い地域。今は氾濫した分の水を地下にためてしまえるようにしてありますが、そういうのがない過去には何回か洪水が起きて出版関係の原稿がダメになってしまったとかそういう話を聞いたことがあります。

そういう都市ですから当然対策が取られてはいるのですが。例えば↑の氾濫した分の水を地下に溜める施設とか。しかし今後もっともっと雨の量が増えていくとなると…収容しきれなくなってまた氾濫、という可能性もあります。たしか…地下の水収容施設をさらに増やす工事、てのをやってたと思うのですが。もう完成したんだっけか…?

今日は実は大阪の方でも集中豪雨があったりしました(Yahoo!:読売)。もしかしたらこれから少しずつ雨の降り方、てのが変わってくるのかも知れません…。

10:55 PM | 固定リンク

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