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08/15/2006

とは言うものの

昨日のいわゆる「首都圏大停電」、朝の7時頃に千葉から東京、神奈川辺りまで139万世帯が停電。結局復旧まで3時間かかる大騒動に発展しました。その原因はクレーンを積んだ作業船が送電線を引っかけてしまった…という単純なものでしたが。
…私のとこは特にそういうこともなく、テレビのニュース見て「え」とか驚いたくらいだったんですが…全然関係のない地域だったわけでもないので気にはなります。細かい件で見て行ったら結構コワイことも起きそうではありましたし。
Yahoo!地域トピックス:首都圏の大規模停電

腕を広げた巨人が片手に一本ずつ送電線をぶら下げているような、そんな形のでっかい鉄塔は日本全国で見ることができます。普通の電信柱と違って高電圧の電気が流れていて素人が触るなんてのはもっての他。高さも尋常ではないのでそういう事故も普通の電線ほど起きないだろう、と思われていたのですが…。
今回は起きてしまいました。しかもあの二本の平行した電線てのはメインとサブの役割をも果たしていて、片一方がダメになっても残った一本でどうにかできるものだったそうなんですが…二本とも損傷、しかも天災ではなく人災で、という結末。
当然のことあちこちから批判が相次いでますが。一番多そうなのは「なんで予想できなかったのか」論調ですか。…こういうことが起きると必ずこういう話が出るんですが…ちょっと難しそうな気はするんですが。フツーに考えたら送電線(でなくても電線でも)に引っかかりそうな高さの装置持ってたら注意に注意するんではないか、と。引っかかった側もダメージ受けますし。明らかにクレーン操ってた業者のミスで、それを電力会社の方に言われてもなー…と。

しかしこれで送電線の鉄塔を効率よく破壊していけば首都圏を大混乱に陥れることができる、十分にテロの標的になる…と証明してしまったようなもので。それから考えると何らかの対策はとってくれ、と電力会社に言うのもなんだか納得できそうな。…それでも地中に埋めるには莫大な費用がかかりますし、これから平行になってるメイン・サブの両送電線を例えば全部段違いにする…とか言ったらそれこそものすごい時間かかりそうですし。
何か効率のいい案はないもんでしょうか…? 皆、不安なことは不安なわけですし…。

なお、東京電力はクレーンの業者に巨額の賠償請求も検討中だそうで。ま、そりゃ当然だとは思いますが…一体、いくらになるんだろう…?

02:19 PM | 固定リンク

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