« あめのことなど | トップページ | シャトルの次 »

08/23/2006

増える惑星

太陽系の惑星の定義、批判相次ぎ見直しへ(Yahoo!:読売)。これは国際天文学連合(IAU)総会で16日に発表された「惑星の定義」についての新提案に従うと、太陽系の惑星現在9個→12個に、さらに「候補」が12個も出てくることに対しての異論が噴出してる…ということです。
…で、国際天文学連合は修正案を三つに分けてそれぞれで採択をとる(Yahoo!:読売)ことに。苦肉の策、と言うか…一つでも採択されればOKなのか…とか。

そもそもは冥王星辺りからなんではないか、とは思うのですが。
太陽系の惑星てのは目視できるのがせいぜい土星くらいまで。かのガリレオが観測したりしてますが、古来からは土星までが惑星でした。後に観測技術の進歩や理論の向上によって天王星、海王星、冥王星…と発見されていきました。そもそも「惑星」という言葉自体が「なんか変な動きしてる天体」っぽい意味合い持ってます。規則正しく運行される星々の中で微妙な動きをしたりする。
その中でも冥王星というのは一番?に動きのおかしい天体で。実は水金地火木土天「海冥」が水金地火木土天「冥海」になる時があります。これは太陽の周りを回ってはいるんだけど、その軌道がちょっとヘンで海王星の内側に入ることがある…からです。実際の順番がそうなってるんだから仕方ないっちゃ、仕方ない話ではあります。
が…それだけではない冥王星。他の○王星とは明らかに違う組成で地球のように固い地面を持つタイプ(木星~海王星はガスの星)、しかも小さい(直径が月の7割)。これじゃあ惑星とは呼べないんじゃないか…と。さらに冥王星の軌道周辺から多数の小惑星が見つかってることからこういうその他大勢の一つなんではないか、と…。
後にアメリカのチームが発見して、今回惑星に昇格するかも知れない「2003UB313」は冥王星よりも大きいのです。

今回のはこういう議論に終止符を…ということだったんではないかなあ、と。とりあえず冥王星はこれまでの慣習があるので「惑星」とする。でもそれは地球と同格?ではなく別のカテゴリを用意しよう。あ、でもそうすると他にも条件に合っちまう天体が…。

個人的には正直なとこ、惑星が増えるてのはなんだか楽しみなんですが(意味ないんですがね、呼び方変わるだけですから)…正式な発表は24日とのこと。きちんと白黒つけた方がいい問題ではあるんですが…さて。

12:17 PM | 固定リンク

トラックバック

この記事のトラックバックURL:

この記事へのトラックバック一覧です: 増える惑星:

コメント