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07/09/2006
日本産フンボルトペンギン
フンボルトペンギン(Yahoo! きっず図鑑)というペンギンがいます。…写真見たら「ああ、どっかで見たような」と思うかも知れません。動物園で小型のペンギン、というとコレの場合も多いようです(もちろん他の種の場合もありますが)。
どっかの幼稚園で飼育・繁殖させてたような…そんな番組を見たような記憶もあります。あれは…マゼランペンギンだったかな…? こちらも日本では多くいる種ではあります。
通常、ペンギンと言えば南極の氷の上で生活している、と思われがちですが、実際はそうでもなく。全部で17種(16種とも18種とも)いるペンギンは全てが南半球に生息。そのうち極寒の地に住むのは…4種?か5種?くらいでしょうか(これくらいだと思ったんだけどなあ…アデリー、ヒゲ、コウテイ、オオサマ、あとは…?)。それ以外では熱帯に住むものもいたりします。
フンボルトペンギンもそういう「寒くなくても生きていける」種の一つ。しかし住環境の変化や乱獲などよく目にする原因により野生における個体数は激減。国際自然保護連合(IUCN)のレッドリストで絶滅の危機が増大している絶滅危惧2類にまで指定されています。が…日本では孵化の技術が確立、皮肉にも繁殖の抑制まで行われている(Yahoo!:読売)という…増えすぎ状態なわけです、日本では。
寒くする必要がない、ということはそれだけ設備投資が少なくてすみます。温度を下げるだけではなく病気対策なんてのもあったりして。…基本的に低い気温では病原菌も活動しにくくなります。
さらにペンギンというのは見た目もユーモラスですし(性格は置いといて)単独ではなく集団でなら飼育しやすい、ということで少しずつ国内の動物園などに広がって行ったようです。人工飼育下での繁殖も多数確認されるようになってきたりして。…飼育下で繁殖する、ということはそこの環境が非常に適している、という証拠の一つではあります。
技術的に確立してるのならどんどん役立てた方がいいのでは? とは思いますが…色々あるもんではありますから、即実行、というわけにはいかないのかも知れません。あるいは外国の動物園てフンボルトペンギンはそれほどいないのかしらん…?
ところで余談ですけど…某女性漫画家の方(漁港付近出身)がエッセイで「南極付近にまで行く漁師の人たちが昔、生きたままのペンギンをよくおみやげに持ってきてた」と書いておられましたが…まさか、どっかでまだ生きてて繁殖したりしてねーだろーなー…て、そんなことになってたら即ニュースになりますか。
04:48 PM | 固定リンク
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