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07/22/2006

宇宙の観光

ここのところ「一般から募集して宇宙観光」という動きが特にアメリカで出てきてます。

国際宇宙ステーション(ISS)を利用して宇宙遊泳を(Yahoo!:Kyodo)…という企画があります。地上からはソユーズを使ってISSまで。そこで「追加オプション」として宇宙遊泳を楽しんでもらう…という好きな人にとってはなかなかたまらない企画ですが、全部で40億円ほどかかります。まあ…妥当と言えば妥当な金額なのですが…個人で払えるとなるとかなーり限定されてしまいそうな。
しかもこの企画、アメリカのISS運行元であるNASAは「知らない」とコメントしてるそうで。ロシア側はどうなんだかちょっと分かりませんが…これで一般の人にもISSのこと知ってみらおう、いや、あそこはそういう場ではないだろう、と意見が分かれそうなところではあります。

一方、「スペース・シップ・ワン(Wikipwdia)」とも関係のあるヴァージン・グループが「準軌道宇宙観光」を企画、2008年にも初フライトを(Yahoo!:REUTERS)…こちらの費用は約2000万円。40億円に比べりゃずん、と安くなってます。…それにしたって結構な額ではあるのですが。
これは宇宙遊泳がどう、というものではなく。ロケットを使った打ち上げよりもはるかに安くあがる「他の飛行機に吊り下げてもらって途中まで運んでもらう」という方式を採用しています。そして限界高度で本体である宇宙機を切り離してそこから「宇宙」へ…と言いたいところですがそんなに長くいられるわけではありません。…数分間といったところでしょうか。いわゆる「弾道飛行」というやつで行って帰ってくるだけ、という仕様ではあります。

それにしたってスゴイもんではあるのですが。今までならめちゃくちゃなお金を払うか、専門の人間でなければ到達できなかった世界。そこへわずかでも行けるのなら約2000万円だって安いもんではあります…いや、高いもんは高いんですけど、よく考えてみたら、ということで…。
それでもやっぱりまずは軌道上開発から、とは思うのですが。ISSにしろ他に計画中のステーションにしろ、地上との往復が当たり前になってきたら、また、色々とできるのではないか、宇宙観光もぐっとお安くなるんではないか…と思うのですが…。

08:51 PM | 固定リンク

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