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06/09/2006

永遠ではない周回

宇宙関連ベンチャー企業が「思い出の品」を周回軌道にのせるビジネスを(Yahoo!:フジサンケイビジネスアイ)…宇宙関係の小説やマンガなんかでは「思い出の品」を宇宙空間に放出、てのはよくあるシーンなんですが…こういうのが可能になるようになるとは。なお、1辺10センチの箱でお値段約1億円とのこと。

↑とは言っても実際に自分が行って放り出すわけではなく(…そうなったら1億円では済みませんがな)ロケット打ち上げの際にできる「余剰打ち上げ能力」を利用したものです。…言い方ヘンかも知れませんが、余力を利用しての無駄のない打ち上げ…とでも言いましょうか。ただ、ロケット射出スペースてのは厳密に計算されてきっちり詰め込まれてるもんなんですが、そこへ後から「箱」を潜り込ませるようなことってできるんだろうか…とか余計なことまで考えてしまったりして。まあ、そこら辺をクリアできていないとビジネスにはならないもんではあるのですが。

軌道に乗ると20~30年間は地球のはるか上空を飛ぶことになるんだとか。…人工衛星もかすかにかすかに軌道を外れてやがては地上に落ちてきてしまう(ほとんどは大気との摩擦熱で燃え尽きてしまいます)もの。こういう「思い出の品」もやがて落ちて消えてしまう、ということではあるのですが…。
…そういう品目には「遺灰」も含まれそうで、例えば「宇宙葬」のような呼ばれ方をするのかも知れませんが…どっかで問題になったりしないんだろうかな、と。いや、国や宗教によって捉え方は違うもんなんですが、日本だと遺灰を例えば海に撒くのだってつい最近までは大変だったわけで…。

03:29 PM | 固定リンク

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