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05/06/2006

妥当なのかどうか

竹中総務相「NHKのネット配信の全面解禁を」(Yahoo!:Kyodo)…すでに竹中総務相の私的懇談会が2007年の全面解禁をメドに調整に入っているそうです。…ネットでテレビ番組を配信、というのは最近出てきた新しいスタイル?ということで注目されてきてますが。
NHKの場合総務省の指針でネット配信は10億円程度の規模、となってますんで、これが「足かせ」になってました。これも撤廃しよう、もっと大がかりにやってみよう、ということのようなのですが…。

NHKとは言わずと知れたCMなしの基本「受信料」で運営している放送局です。昨今の不祥事連発?で信用というか信頼が落ちてきていて、受信料も未払いが増えているそうで。そこら辺の巻き返しを狙いたいとこではあるようで。
だがしかし。この「受信料」実は「受信税」という見方もできるわけで。
NHK側にしてみれば「国民皆様のお金で」となってますんで、必ず払ってもらわないといけない(結構あいまいな区分なんですけど。世帯単位なのか居住地単位なのか、とか)。でも受信「契約」で受信「料」なら払う側も「選択」できます。つまり、見たくないから払いません、とも言えてしまう。義務ではない、と解釈してしまえば本来ならテレビに「NHK選択機能」というのがあってもいいんではないか、と。
…それがなんだかどうも。この受信「料」てのはちょっと前の「国民年金保険料」が「保険税」に変わったのと同じように捉えられているようで。税金なんだから必ず払わなくてはいけない、と徴収(集金ではない)する側は思ってしまっています。

で、これをネット配信するとなると…どうなるのか。
NHKには他の民放とは比較にならないくらいの大量の作品・報道記録が保存されてます。それらを随時閲覧することができれば色々役に立ちますし、NHKのPRにもなる。さらにネット配信ならどこかへ出かけなくても閲覧できます。これは利用者にとっては嬉しい限り。
なんですが…この「ネット配信」、有料になりそうです。いくらぐらいかは分かりませんが。
となると受信料との二重取り?なんて声も出てくるわけです。有料となると…利用者は一気に少なくなるでしょうし、なんだか手続きもめんどいことになりそうな。

…線引きをしっかりすればいいのではないか、とは思うのですが。受信料にしても今のままあやふやな状態で払わなくても罰則もない、契約ですから…とかそういうのではなくて。きちんと決めていったらいいのでは、と。ネット配信にしてもやるのは全然問題ないと思うのですけど、有料が妥当なのかどうかは…そこら辺も、なんだか不透明?ではあります。なあなあで済ますわけにはいかない、と思うのですが。こういうことも。

05:15 PM | 固定リンク

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