03/16/2006
ほたるのひかり
ゲンジボタルの光る仕組みを理化学研究所と京都大の合同チームが完全解明しました(Yahoo!:JIJI)。
→ゲンジボタルの発光現象の仕組みをとらえる(理化学研究所)
これを応用できれば、例えば短時間だけど熱もなく光る物質が作れたり、色々な表現ができたりするようになります。普段は黄緑色ですが、それを赤やオレンジ色には変化させることはすでにできるそうですから。
従来でも発光基質「ルシフェリン」と発光酵素「ルシフェラーゼ」それにATPの働きによって光る、ということまでは分かっていたのですが(実際にこれを利用して遺伝子を組み替えて、部分的に光る生き物を作った例は多数あります)さらに掘り下げての「じゃあ、どうやって光るの?」という疑問には完全に答えられなかったわけです。
…でもよく考えてみたらこういうのは結構あるかも知れません。語句はどっかで聞いたことあっても実際に専門的な説明してみろ、と言われたら…ちょっと…というのは。専門的な細かいことになってしまうから、というのもありますが実はまだまだ身の回りにはたくさん「知らないこと」が眠っているのではないかな、と。分かってたつもりだったのが実は全然分かってなかった、とか。…なんだか楽しみではありますけど、どこか怖いような気もしますが。
さてこのほたるのひかり、ですが。
例によって?来週にでもとか今月中に関連の商品が発売される…わけではありません。まだまだ研究段階ではあります。それでもたしかに有効利用はできそうな研究ですので、今後の動向が注目されます。
…結構意外なところで役立ったりしそうなんですが。防災用品は言うに及ばず、インテリアだとかおもちゃとかそういうのもアリですし…。
07:44 PM | 固定リンク
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