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02/05/2006

宇宙服型人工衛星

日本時間で昨日の1/4の午前8時、使用期限の来たロシアの宇宙服が電波送信機取り付けられて国際宇宙ステーションから放出されました(Yahoo!:Kyodo)。…何のためか、と言うと…6カ国の言語で地上に向けて挨拶を送るためです(その他各国の子供達から寄せられたものや、CD-ROMなども搭載)。使用帯域はもちろん、条件が良ければアマチュア無線でも電波を拾えるとのことです。
宇宙服衛星SuitSat-1を受信してみよう!日本アマチュア無線連盟 JARL

国際宇宙ステーションから、もちろん角度なども考慮して「放出」されたわけですが(でないと周回軌道にきちんと乗ることができない…)これでも立派な「人工衛星」です。人造の物体が地球を回る軌道上を一定の速度で飛んでいればそれは全部「衛星」になります。つまりは地上に落ちることもなく、宇宙へと飛ばされることもない速度(第一宇宙速度:秒速7.9キロ)が出ていてれば物体はどんな形していてもいい(空気抵抗ありませんから)。例えばゲタだろうがヤカンだろうが、きちんと地球の周りをまわる軌道に乗ってそれだけの速度が維持できていればいればそれを「衛星」と呼んでもいいわけです。
で、それが「人が造ったモノ」ならそれが「人工衛星」、と。
そのため、考えようによっては地球には月だけではなく無数の衛星がある…という言い方もできます。「人工」だけではなくて…他にも色んなモノが周回してますし。

で、件の宇宙服型人工衛星ですが…電池が続く限り電波を発信し続けるとのことで、大体寿命は数週間ではないか、とされています。
そう、実は人工衛星てのは寿命があります。そのものの耐用年数はもちろん、軌道がズレて地上に落下してしまって燃え尽きてしまうまで、という…。

05:53 PM | 固定リンク

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コメント

ごめんなさい。あなたが何を言いたいのかさっぱり分かりません。私に何を望んでいるのですか?

計算上数週間(電池寿命としても)で大気圏に突入する予定、しかし、何らかの事情(デブリ等予測不可能な事態)でそれが早まって大気圏に突入する可能性もあるのではないか…というニュアンスであれは書いたものです。それ以外何物でもありません。

もう少し分かりやすく書いて頂けませんか? 当方、別に専門家でも何でもない、タダの宇宙好きなだけなもんで。

投稿者: 信天 (Feb 7, 2006, 4:32:08 AM)

「予測不能な部分」が無ければ大気圏突入は無い。としか読めませんでした。
加筆したのに情報が欠落するニュアンスなど必要ありません。

今度は、数週間で大気圏に突入することまで削除してしまったので「電池寿命が数週間」と言う話に変わっています。
(実際にはフルパワー送信で数日の計算です)

仮に、電池寿命が永遠に続いても、はじめから数週間で大気圏に突入し燃え尽きる計算(軌道)だと言うことです。

投稿者: 匿名 (Feb 6, 2006, 10:10:58 PM)

はい。該当部分は削除いたしました。が…「何らかの事情」とは予測不能な部分で表記しました。そういった様々な事情で軌道がズレる可能性もあります、というニュアンスだったのですが…汲んで頂けず残念です。

投稿者: 信天 (Feb 6, 2006, 5:41:53 PM)

「宇宙服型人工衛星」については、計画段階から数週間で大気圏に突入する計算です。
勝手に「何らかの事情で軌道がズレて」なんて付け足さないで下さい。

投稿者: 匿名 (Feb 5, 2006, 7:24:51 PM)