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02/09/2006

「女性」と「女系」 #3

以前に小泉首相の私的諮問機関である「皇室典範に関する有識者会議」での確認によって皇位継承権を「長子」優先にする…という方向へ進んでいました皇室典範改定問題。もちろんあちこちから疑問などが噴きあがってきてましたが、ここへ来て大きな転向というか転機というかを迎えました。
秋篠宮妃紀子様が御懐妊、秋ごろにも御出産予定…という一報。
秋篠宮文仁親王殿下は皇太子殿下の「弟」にあたります。皇太子殿下の「娘」にあたる愛子様、そして秋篠宮家にはお二人の「娘」がおられます。…男性のみの継承ではどう考えても天皇家の血筋が絶えてしまう、その前に改定を…という流れだったんですが、少し事情が変わってきた、ということのようです。
Yahoo!国内トピックス:女性・女系天皇の検討

…個人的にはあんまり長引かせない方がいいのではないか、と思っていたのですが。
「女性」と「女系」の違い、というのは…「女性」天皇というのはそのまんま「女の人の天皇」ということです。歴史上でも何人か「女性」天皇はおられました。一方「女系」天皇というのは『「女の人の天皇」の子供が天皇』ということです。つまり、母親は天皇家の血筋ですが父親は天皇家の血筋とは関係ない場合もある、ということです。こちらのケースは過去に例がない、とされています(大昔のことは分かりません。日本の天皇家てのは相当古い家系ですので…)。
そして…「長子」、つまり最初に生まれた子供が天皇になる…と決まってしまうと、この「女系」でもアリになる…と反対している人がいる、ということです。

…問題をすぐ先送り、先送りにしてくのが正直うっとうしかったので…この問題も何らかの形が出れば、と思っていたのですが。しかし、紀子様御懐妊となると。…たしかにすぐに結論出すのもどうかな、と思ってしまいます。最低でもご出産の後に議論再開でもいいんじゃないんだろうか、焦ることもないんじゃないか、と…。
そして男の子か女の子かとかそういうことより何よりも、まず体を第一に考えて頂きたいです。高齢出産になりますし、どうしてもあちこちから視線が集まってしまうでしょうし。それでも無事な出産をお祈りしております、ということで…。

05:51 PM | 固定リンク

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