« 日本でも | トップページ | タバコにトマト »

01/09/2006

いわゆる「不敬」?

モーツァルト(1756-1791)と言えば誰でも知っている有名な作曲家。直接結びつかなくても「ああ、なるほど」といつかどこかで聴いたことのある曲ばかりです。
そのモーツァルトの遺骨とされている頭蓋骨を鑑定、結果は「立証できず」(Yahoo!:JIJI)
写真(Yahoo!:JIJI ドクロそのものなんで、耐性のない方は見ない方がいいかと)

…どういう経緯でそういうものが存在するのか、ちょっと分かりませんが(なんだか死後に掘り起こした…てな話をどっかで聞いたような気はするのですが)、生誕250年にあたる今年、200年もの間真贋が争われてきた論争に終止符を…!! てなとこだったようですが、いわゆる「歴史の闇」に沈むことになってしまったようです。
たしかに昨今の鑑定技術てのはモノスゴイ勢いで発展してきてるものではあります。
同じ音楽家ですとベートーベンの頭髪。現存しているもので、「本物」とされているものがあるのですが…それから「当時のワインに含まれていた毒物」中毒で亡くなったのではないか、と鑑定されたり。実はあのアインシュタインの脳も部分部分があちこちで保管されている、という話もあったりします。…あんまり気持ちのいい話ではありませんが。

一方で…なんでしょ、こういうのは国民性の違い…とでも言うのでしょうか。
例えば日本で「奥州藤原三代のミイラを掘り起こして実際に検証!」てな番組が果たして放送されるんだろうか、そもそも製作できるんだろうか、とか。仮に放送できたとして…受け入れられるんだろうか、とか。
なんだか一種のタブーに触れてしまっているような、とてもいけないことをしているような…生理的に受け付けないことをしているような、そんな気分になってしまうのです。死者に対する礼儀…とか。そういう面で欧州と日本、やはり違いが出てくるのかも知れません。

でもでも一方では…その骨が果たして本物なのか知りたい、という思いもあったりして。日本でも遺跡発掘しないと過去のことは分かりません。でも遺跡ってのにはもちろん墓も入ってるわけで…。

06:02 PM | 固定リンク

トラックバック

この記事のトラックバックURL:

この記事へのトラックバック一覧です: いわゆる「不敬」?:

» 「モーツアルト」頭蓋骨、鑑定は「証明できず」 [おもしろニュース拾遺から]
 「モーツァルトの頭蓋骨論争ついに決着!今夜ドキュメンタリーですべてを公開!生誕250周年に遂に謎を解明」とオーストリア国営放送(ORF)が鳴り物入りで予告していたDNA鑑定の結果だが−−−結果はネガティブ。つまり問題の頭蓋骨(上写真)はモーツアルトのものであると証明できなかった。−−と言うか、ほぼ偽物であると言っていい。視聴率を稼ぐためとは言え、国営放送がこんな”前宣伝”をやるなんてひどい話だ。 (今のところ日本の報道機関は伝えてい... 続きを読む

受信: Jan 9, 2006, 8:38:15 PM

コメント