01/15/2006
さすがに無理では…
いや、理念とか考え方とか、そういうのが無理、なんじゃなくて…実際に財源はどこから、とかおカネの問題で無理なんではないのか、と。
猪口少子化担当相「出産費用を無料化に」安部官房長官即座に否定(Yahoo!:Sankei)…猪口担当相も「あれは地方でそういう声もある、を紹介しただけだ」と後で述べてますが。
たしかに出産費用を国が負担すれば「出産」そのものは増えるかも知れませんが。でも…。
少子化というやつは今現在普通に生活している分には、まだ身近な問題ではないです。例えば先生など教育現場に職がある人とか。あるいは子供向けの製品製作に関係してる人とか。そういう場がないと、ちょっと、分かりにくいんですが…実際に減ってきてます。基本的に年下の世代が年上を支える年金問題が最近になって叫ばれ始めたのもその一つ。今のままだと現在働き盛りでお年寄りを支えている年代は、将来年金がものすごく減るかもらえないのではないか…という声もあります。それだけではなく日本の人口そのものが減って行って、ついにはゼロになってしまうのはいついつ、という試算まであります。
で、手っ取り早く少子化解消するには子供を産んでもらえばいいわけで。「産めよ増やせよ」ではないのですが、それに近い状態。でも…子供を産んで育てる、という生物からしてみればごく当たり前の行為が今、どうにも難しい状況にあるわけです。…結婚しない、子供も産まない。なぜか? カネがかかるから…。なんにでもカネはかかるんですが、出産・育児てのは実は結構出費がかさむものなんだそうで。常に財布がピーピー泣いてる現状では…ちょっと…と。
じゃあその出産をタダに…、とここまではまだいいんですが(実際にやられたら財源的にどっかにシワ寄せがいくんですが)次のこともある「育児」、こっちは幼稚園を全部国営にしよう、義務教育に取り入れよう、という案があります。そうすればこれもタダになるんですが…これも財源的に難しいような。…ンなカネ、どっから出るんじゃい。
結局はカネの問題。財政的にかなり苦しい日本。無駄をはぶくための様々な改革が断行されてるんですが…どうなんでしょうね、うまく行ってくれればいいんですが…。コトは出産や育児だけにとどまらなくなってるような。
11:51 AM | 固定リンク
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コメント
こちらこそはじめまして。
たしかに「生んで終わり」的な考えがある人がいそうではありますよね…でも「その後」をどうするのか、財政面はどうするのか…が重要になってきてると思います。
投稿者: 信天 (Jan 16, 2006, 2:45:43 PM)
はじめまして、新着記事をたどってまいりました大川内と申します。まったくおかしなことが起こるものですね、永田町というところは^^;「子どもは、生んで終わり」とでも思っているんでしょうか? 思わず、ツッコミたくなりました^^;;
投稿者: 大川内 麻里 (Jan 15, 2006, 9:36:37 PM)