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11/10/2005
…聖域?
NASAが「聖域」だった国際宇宙ステーションへの人員や物資輸送に民間企業の参入を決定(Yahoo!:YOMIURI)…どの辺が「聖域」なんだろーか…という気はしますが。宇宙関連事業てのはどうしても「国家機密」的な要素が強いもんなんで(軍事にも関係してますし)そういう意味では「聖域」か…。
航空産業もある意味そうだったわけですが、官主導から民間へと移行する過程で業界の活性化や新技術の開発なんかが出てくる…という流れはよくある話で。飛行機の場合は途中に戦争を挟んでしまったんで「官」「民」関係なく発展しちまったんだ…てな声はありますが。それでも有用な産業はまず官が金に糸目をつけずに開発してから、民が採算性などを考えて発展させていく…。
悪い言い方すれば「官」ではどーしよーもなくなったんで「民」に丸投げするんだろ、とか。
宇宙産業そのものがやっぱり金喰いと化してきてる昨今では、やはり商業ベースの「民」に任せるしかないのではないか、とは思いますが。別にそのまま民間に全部任せて官はただ管理するだけ…てなことではないと。お互いにできるとこはやっていって、できないところは補い合うという良好な協力関係に持ち込めれば…。
と、まあ、理想ではそうなるんですが…さて。
ところで↑の記事で出てきたアメリカのトランスフォーメーショナル・スペース社ですが。
→Google検索結果:トランスフォーメーショナル・スペース
高高度へ飛行機飛ばして胴体下に吊り下げた宇宙機を射出…ではなくて翼なしで投下、しかしきちんと宇宙への射出体勢には入ってる(アタマが上を向く)という実験を成功させてる会社です。
こういう打ち上げ方法は、飛行機に宇宙機乗っけて高高度から発射させる…という以前に紹介した方法と同じく現在主流のロケット打ち上げに頼らない方法ではあります。…もっと色んなとこが色々とやってもいいんではないかと思うのですが宇宙関連産業。まだまだ道は残ってるんですし…。
04:28 PM | 固定リンク
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