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10/17/2005

なんだかよく分からない

中国の有人「宇宙船」神舟6号が無事、地球へ帰還(Yahoo!:JIJI)、いくつか素朴な疑問もあったりしますが、これで中国が宇宙産業への本格参入を世界的に表明したのは紛れもない事実。いわゆる「宇宙空間」へニンゲンを連れて行った三番目の国家なのです…。

一方、なんだかよく分からない?のはライブドアの堀江社長が宇宙事業参入を表明(Yahoo!:毎日)…ライブドアが例えばサイト上でロケット発射や軌道上での活動を生中継する、とかそういうわけではなく(いや、ありそうだな…)堀江社長個人のプロジェクトチームがそういう事業を展開する、とのこと。
そこら辺は、まあ、アメリカやヨーロッパでもそういう事業家はいますし、特にどう、とは思わないのですが。別にロケット持たなくたって宇宙事業に参入はできます。色々な方法で。
ただ…なんで旧ソ連の人工衛星や「サリュート」まで持ち出してくるのかが…ちょっと。

「最先端のものより安全性が確立されている」(「」内↑記事より引用)とのことですが。
そりゃまあ…そういう面もあるんでしょうけど…何か最新鋭のモノを否定してるだけのような気がして。最先端と年代物を組み合わせてイイ面を引き出していく…ってんなら分かるんですが。テレビのニュースや↑記事読む限りでは「古くてもイイものはあるんですよ」というところだけ強調されてて、技術面とかそういうところはおざなりにされてるような。
ヘタしたら「中古の方が安くあがるからだろ」なんて思われてしまいそうではあります。
宇宙事業が活発になるのはとても楽しみなことなので、参入そのものは大賛成なんですが…なんか「費用を安くする」とかそういうところだけ出てきて、実際の打ち上げ(ロシアでやるんでしょうけど)とか、3人乗りのカプセルでどこまで自由な居住性が確保できるのか、とか一般客の募集は無理なんじゃないか、とか。今までロシアは財政難からお金持ちの一般客を募集してきました。しかしかなーり大変なトレーニングやら本格的な慣らしやらが必要。海外旅行に行くような感覚とは違いすぎてます。

そして軌道上にサリュート。…ロシアに現物があるらしいんですが。保存状態は分かりませんが、何十年も経ってしまった機体をどうやって活用するのか。そもそも軌道上に宇宙ステーション置くんなら常駐できる人材が必要になってきます。…そこら辺までやるとなると、いくらなんでも個人では難しいのではないか、と。中国も「宇宙ステーション作る」と言ってますけどこっちは国家事業です…。

個人的な、すごく個人的な意見ですけど…なんでイギリスのバージンエアとかそーいう「最先端」の企業と組まなかったんかなー…と。言っちゃなんですけど間に合わせの機体でこーいうことやる、と言われてもなー…と。
最終的に何がしたいのか。なんだかよく分からんのです。はい。

01:38 PM | 固定リンク

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» 中国・神舟6号 [七五白書 (しらけないために)から]
 中国が打ち上げました2機目の有人宇宙船「神舟6号」は17日早朝、内モンゴル自治区内に着陸し、約5日間にわたる飛行日程を順調に終えて、無事帰還したことが報ぜられました。    2003年10月に初の成功をおさめてから2年ぶりで、前回の「神舟5号」は、宇宙飛行士1人が地球を14周して1日で地上に戻っただけでしたから、乗員は1人から2人に、飛行時間は約21時間から5倍以上に増え、「乗員による科学実験の実施�... 続きを読む

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