« やっぱりえげつない | トップページ | あと5年と10ヶ月 »

09/29/2005

なんだか…がっかりだ…

アメリカ航空宇宙局(NASA)のグリフィン長官が「シャトル計画は誤りだった」と発言(Yahoo!:毎日)…さらにISS(国際宇宙ステーション)についても「私の決定であれば、現在のように軌道上では建設しなかっただろう」(「」内記事より引用)と。宇宙ステーションの方は地上で各施設を組んで軌道上でそれらを組み合わせる、ではなくて軌道上で1から組み上げるべきだった…という意味かも知れんのですが…シャトルの方は。ううむ…。

別にこれからNASAは宇宙関連の計画を全部やめる、とかそういうことを言ってるわけではないのですが。
たしかにスペースシャトル・オービターの「後継機」が発表されましたが…外見も打ち上げ方法も従来のロケットと変わらず。オービターの技術は生かされるんでしょうけど…軌道上と地上を複数回往復できる飛翔体…には見えませんでした。そんな中NASAは2018年には月へ宇宙飛行士を送り込むと発表(Yahoo!:Kyodo)。↑の「後継機」もそういう目的で使われるとのこと。

…個人的なところで言わせていただきますと…月なんかどうでもいいんです。まだ。
軌道上のそれこそISSだとか、設備開発だとか。そういう「地ならし」してから月なり深宇宙だのへの探索を本格化して欲しかった。月へ宇宙飛行士を送り込む…ったって常駐は無理だし継続的に月面にヒトを送り込めるわけでもなし。金喰い虫だったアポロ計画を見直すためにオービター計画が始まって、でもやっぱりこっちもお金かかるから(もちろん情勢の変化、てのもありますけど)元に戻そうか…というも。なんだか…がっかり。
他国の国家的プロジェクトですから…予算も膨大ですし、部外者がどうこう言えるものでもないんですけど。

でも…やっぱり、なんか悔しいような気分。一つの飛翔体が地上を去って軌道上へ行く。そしてそのまま戻ってくる。大がかりな打ち上げは例えば巨大な資器材を運ぶ時くらいで、ほとんどは通常の飛行機感覚で…という未来を想像していた者としては。
一機で複数のエンジンが必要になるためメンテが大変、費用が尋常ではない…しかし、民間で開発が進んでいる「大型機が背負ってそこから小型機発射」タイプとか。そういう新しい打ち上げ方法は他にもまだまだあるんではないか、と…。

…最低限ISSから抜ける、とか言わないで欲しいな、と。折角ここまで進んできたってのに…。

05:22 PM | 固定リンク

トラックバック

この記事のトラックバックURL:

この記事へのトラックバック一覧です: なんだか…がっかりだ…:

コメント