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08/17/2005
748日超
今現在ISS(国際宇宙ステーション)に滞在中のセルゲイ・クリカリョフ氏(46)が宇宙滞在の世界記録を更新しました(Yahoo!:西日本新聞)。もちろんこの記録は二年間連続で宇宙に滞在した…というわけではなく今までの滞在時間を累計した結果、ということになります。それにしても…スゴイ。
…昔、宇宙に長期間に渡って滞在した宇宙飛行士が、やっと地球に帰ってきて…お祝いの花束すら持てなくなるほど筋肉や骨格が弱ってた、てな話を聞いたことがあるんですが(いや、ホントかどうか知りません)、最近はそういう方面のリカバーはどうなってるんだろう、とか。
さて、「宇宙時代の到来」とか言われてても、まだまだ一般人が気軽に宇宙に行けるわけではないのはご存知の通り。そうなるためにはいくつもの関門があるわけですが…それでも、難関ではあっても宇宙へ行ってる人たちもいるわけで。特に…宇宙開発研究の歴史があるアメリカとロシア。
大人気ないほどの競争を展開してた時代もありました。人類の初飛行や月面着陸。この頃は正に湯水のごとくカネを使いまくって競争してました。そのおかげで現在の技術が開発できたんだ、てな話もありますが…そのせいで「宇宙開発には大金が必要」という認識が一般には植えつけられてしまった…という声もあります。まあ、その辺は色々と捉え方があるもんではあります。
そのアメリカとロシアも、時代が移ってくると関係が変化してきたりして。そんな頃にロシアが打ち上げたのが長期滞在も可能なミール(現在は廃棄)。そのミールの頃から軌道上へと行っていたのがクリカリョフ氏。ベテラン、ということになります。
現在宇宙で長期滞在できる施設はISSだけ。言い方はヘンですが滞在時間を稼げるのもここだけ(スペースシャトルみたいに軌道周回で稼ぐこともできますが)。長期間滞在したからなんなんじゃい、と言われればそれまでですが…それだけ宇宙が身近になっていくことの一つの指針ではないか、と思うのですが。
05:21 PM | 固定リンク
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