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06/16/2005

打ち上げの工夫

以前「打ち上げ(?)成功(04/10/05)」で書きましたアメリカの企業チームによる宇宙船打ち上げ。さらに今回は新方式による打ち上げに成功(nifty:Yomiuri)とのことです。

…以前にも書いたんですが。
普通に一般にテレビなんかで目にするロケット(宇宙船)打ち上げ。空に向かってそびえ立つ巨大なロケットが、発射と同時に爆音と煙と閃光撒き散らしながら上昇して行って…というもの。その後自身の大部分を廃棄して本体の打ち上げに成功、となります。衛星一個でもこういう手順を踏みます。
当然カネがかかりすぎるんで(他にもモッタイナイ、とか)色々と新方法が考えられました。アメリカのスペースシャトル・オービターなんかその一例で。廃棄するのは燃料タンクだけで後は基本的に全部回収して再利用。コストも浮くし、運用も楽(衛星複数積んだまま打ち上げ、とか発射時にかかるGも軽減とか)に…となってたんですが。実際にはメンテの費用もバカにならず。何よりオービター一機がお高いんで量産もできず。さらには事故、規模縮小…と逆風?吹きまくり。ようやっと再開のメドが…と。

それに対してもっと安くて安全で確実に打ち上げる方法はないものか? と民間企業の参入も含めて色々やってたのもアメリカでした。そして民間初の宇宙船打ち上げの方法とは…飛行機に宇宙船積んで(上に載せます)普通に空港を離陸。予定高度に達したら積んでる宇宙船を切り離してそこからは自力で宇宙へ…というもの。
つまり途中までは大馬力の飛行機に連れて行ってもらって、空気がなくなってジェットエンジンが使えなくなってきたら今度は宇宙船が自分のロケットエンジンで上昇、と。
これだとコストも大幅に安くなります。打ち上げの専用施設なんかいらんのですから。
後は…「安全」と「確実」。実は↑の方法だと、宇宙船が離れる時に載せてきた飛行機叩き落しちゃうとかそういう事態も考えられるんだとか。それへの対処法を開発した、と。ううむ。

少しずつ「宇宙開発」が進んできてるような。そろそろ日本も…とか、そう思うんですが…。

05:30 PM | 固定リンク

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