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06/20/2005

20-14=6

F1世界選手権第9戦米国GPが現地時間で6/19にアメリカはインディアナポリスで行われましたが…出走20台のうち14台が事実上ボイコット、残り6台で争う異常事態に(Yahoo!:YOL)。これは別に何か思想的にどうたら、とかそういうことではなく…ボイコットしたのはミシュラン製のタイヤを使うチームでした。
ミシュランからの合同声明(繋がりにくいかも…)

この前々日の練習走行中にタイヤ破裂による追突事故があって、ミシュラン社が調査を開始。翌18日には全チームが予選を走ったんですが…当日になって長距離走行中の安全を確保できない、とミシュラン社から。ミシュラン使用チームからはシケインを設置してほしいなどの要請もあったようですが、却下。
実はレギュレーションの変更があって、戦略的なタイヤ変更が禁止(給油はOK)になったとのことで全周同じタイヤで走らないといけない。→オーストラリアグランプリ//ミシュランの戦略(ミシュラン)
当然タイヤに負担が…。そこで、安全確保からボイコットになったようです。

…ある意味仕方ないことなのかも知れませんが…やりきれないだろうなあ、ファンもチームも。一番やりきれないのはミシュラン社かも知れませんが。↑によると去年自分達が提案した「1レース1タイヤ」によってできた新レギュレーションだったのに。
F1(もちろん他のモータースポーツも)てのは一回どこかで開催されるたびにお金や人も動きますが、色々な「技術」も動きます(それが今回の事態につながった、とも言えますが)。完成した技術なんてのは存在しませんから、常にいい方へと動かしていかないといけない。その舞台の一つがF1だったのですが…。

6台で争われた結果M・シューマッハが勝利。どんな気分だったんだろう…本当のところは。

05:32 PM | 固定リンク

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