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03/21/2005
解放と地震と
マラッカ海峡で拉致された日本のタグボート「韋駄天」の3人、無事解放(Yahoo!:YOL)…一時「解放された」という情報も流れましたが、誤報でした。しかし、今回のは確かな情報。無事に保護されて…本当によかったです。
今後は向こうの警察や軍、といったところから事情を聞かれてそれから例えば実行犯はどうなるか、ということになりそうですが。最近この海域ではこういうことが増えているらしいですし(他国でぶんどった船を使っているから海賊と分からなかったんじゃないか…とかそういう話も)、こういうことは一つの国家だけでどうにかできる問題でもなし。複数の国家が向き合う海域でもありますし…いきなり「海賊は捕らえ次第縛り首」とかそういう話でもなし。根本的な対応策というのが必要になってきてるような、そんな気もします。…簡単に済む問題でもないような、まだまだ時間が必要なような。
遠い南の方の国のお話、では済まないかも知れません。…何がどこで身近な「何か」に絡んでくるのか分かりませんし…。
そして「韋駄天」を所有する会社のある福岡では…107年ぶりとなる大きな地震(気象庁)が。こういうのは被害者の数では計れないのですが…死亡1人、負傷者400人以上となっていて、今後も増える恐れがあります。さらに震源に近い玄海島では多数の家屋が倒壊。島、ということで救助手段が限られてきてしまってます。
「地震空白地帯」と呼ばれていた地域の大きな地震。いつ、どこで地震が起きるのか…予知は無理でもあるていどの予測ならできます。例えば東海沖や関東、南海沖を震源として定期的に起きるとされている地震。常に観測は続けられていて、何らかの異常があればすぐに手をうてるようになっています。
しかし…過去に大きな地震が例えば何十年おきにあった、という地域ではない場合…活断層があれば地震は起きる、ということになってしまいますか…こういう予測は困難になります。今回の地震はそういう意味ではきわめて珍しいとのこと。
何にしたって普段の生活が壊されてしまったのは事実なわけで。そして…いつ何時、こういう事態が自分の身にも降りかかってくるのか、と考えると…。
05:26 PM | 固定リンク
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