10/05/2004
うちあげ(?)成功
宇宙船「スペースシップワン」の打ち上げ…というより宇宙への飛行?が無事成功(Yahoo!)。これで賞金1000万ドル(約11億円)を獲得することに。…金額はあまり問題ないかも知れません。開発費全額をまかなえるわけでもないようですし…。
「三人乗りが可能で二週間以内に二度、高度100キロに達すること」
が賞金獲得の条件でした。もちろんアメリカのこの会社だけではなく他国の数々の企業が参加。しかし結局勝ったのはここのようで。英バージンエアが2007年から約2000万円で宇宙飛行を(Yahoo!)ってのもこの技術によるものなわけで。
普通のロケットは上(正確には真上ではない)に打ち上げ。そしてそのほとんどをバラ撒きながら人工衛星なり何なりを宇宙へと運ぶわけですが、今回の「スペースシップワン」の場合
力のある飛行機が宇宙機を吊り下げたまま離陸→必要高度になったら切り離す→宇宙機、高度100キロへと自力で飛行
という運びになってます。これだといちいち打ち上げの際にロケット切り離して…ってのがないですし、その他普通に飛行場から飛び立てるなどコストが大幅に削減できる、メンテナンスがやりやすい、などのメリットがあります。まあ、今回は飛行機・宇宙機を独自に開発したりしてますんでその辺の費用は別口になりますが。
たしかにこの方法がきっちり確立すれば宇宙旅行も夢じゃない…ってのことになるんですが…。
ただただいわゆる「宇宙空間」に行って、そいですぐに帰ってくる、ってな「トンボ返り」だけでいいならそれでいいわけです。しかしそれだけでいいのかどうか。やはり地球衛星軌道上に宇宙ステーションを置いておくとか、そういう方面も研究してほしいところなんですが…いや、国際宇宙ステーションってのもすでにあるんですけど、規模はまだまだお寒いもんですし。
こういう技術でイッキに開発促進…てことになって欲しいわけです。ただただ高度百数キロ行って、すぐに帰ってくる宇宙飛行?だけで「おおおおお宇宙旅行じゃあ!!!」てな感じで満足してないで。
たしかに宣伝も必要ですけど…もっと色んなことに使えると思うんだがなあ…。
07:57 PM | 固定リンク
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