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06/17/2004

財政的軌道修正

宇宙事業への民間企業の参入を(Yahoo!)…という報告書を米の大統領委員会が発表。
財政負担軽減のため、NASAが全ての宇宙事業を管理・独占するのではなく、例えば低軌道への無人船の打ち上げなどは民間企業や非政府組織(NGO)に任せてもよいのではないか…ということです。うまく機能すればNASAは実現可能だけども予算や時間のかかる計画…例えば火星への有人飛行とか…に専念できる、と。これは一月にブッシュ大統領が発表した「宇宙開発計画」に基づくもので、より具体的な内容となっています。

実際ドコの国でも宇宙開発にかかるコスト削減には頭を悩ませているわけで。1970~80年代のようにばかすか、じゃんじゃん湯水のごとくお金を費やせる時代でもない。…1989年にパパ・ブッシュ大統領が有人火星探査計画をぶち上げてあまりの巨額の予算に議会の猛反発をくらってますし。最近だと日本もいい例で。低予算で失敗→「また失敗」と叩かれまくる→なんとか成功→…ほとんど無視…となりゃイヤになってくるでしょうし、さらには責任問題(Yahoo!)だの何だのと…。

ちょっとズレてしまいました…いかんいかん。

で、今よりもさらにロケット打ち上げコストが下がらないとまだまだ実現は難しそうな話ではあります(いや、思い切って民間に任せちまった方がコスト下がるかな…?)が、方法がないわけでもありません。普通の飛行機のように飛び上がってそのまま宇宙へとか(数種類のエンジン積むんでメンテが大変ですが)、大型の飛行機から宇宙機だけを放り上げるとか(軌道上にある程度の設備が必要ですが)…宇宙産業ってのが広がってくにはまだまだ問題はありそうなんですが、でももっと身近になってくるといいなあ…と思うわけです。

12:42 PM | 固定リンク

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